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酒とシネマと不登校児な日々

takako987.exblog.jp

【三度目の殺人】

【三度目の殺人】
原案・監督・脚本:是枝裕和
出演:役所広司、福山雅治、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、

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脚本は、7人の弁護士集団と共に、一部逆算などしつつ練り上げたそうで、
なるほど実に生々しい展開なのだが、種田陽平の美術がその色彩を変え、
散りばめられたメタファーをヘンデルとグレーテルのように拾い進むウチに、気付けば深いラビリンスに迷い込んでいる。

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役者陣も演出も抜きん出た、近年まれに見る傑作です。

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ただ事実はどうだったのかについては最後まで明かされず、
帰りのエレベーター内は「なにコレ難しすぎてわかんな~い」の大合唱。
いやいや何でもかんでもわかっちゃったらつまらんじゃないか。
そう思える人にだけオススメします(^^)


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# by takako98765 | 2017-09-19 12:14 | シネマ | Comments(0)

【奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール】

【奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール】

原作:渋谷直角
監督・脚本:大根仁
出演:妻夫木聡、水原希子、新井浩文、安藤サクラ、松尾スズキ

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モテキTVver.が好きで、
奥田民生が程ほど好きで、
希子がエロ可愛いと思える人
ラブコメをケタケタ笑って楽しみたい人には、超オススメだけど、

モテキ映画ver.が好きで、
奥田民生が大大大好きで、
希子に魅力を感じない人、
ラブコメに人生に有益な何かを求める人には、決してオススメしません。

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あと濃厚ディープキスシーン蝉しぐれ状態なので、観に行く人を選びましょうね。

私は餅のロンで大好き。でも最後失速しちゃったのがちょっと残念かな。

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個人的には、戸越銀座や駒沢公園など身近なスポットがオシャレ人間御用達のように使われていたのがツボ。
特にナウなヤングの巣窟と化していた赤鬼と、ツマミの説明をする健ちゃん&包丁握る箕さんが光ってました(^^)

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# by takako98765 | 2017-09-18 18:41 | シネマ | Comments(0)

【怪盗グルーのミニオン大脱走】

【怪盗グルーのミニオン大脱走】
監督:ピエール・コフィン / カイル・バルダ
脚本:シンコ・ポール / ケン・ダウリオ
声優:笑福亭鶴瓶、生瀬勝久、中島美嘉、芦田愛菜、松山ケンイチ
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チビッコに大人気のミニオンと、80年代ディスコソングを組み合わせる事で、
幅広い年齢層のハートを鷲掴み❤
これは見事な勝利!!
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だがプロットは個性のない幕の内弁当で、次回への橋渡し的な色合いが強い。
家族みんなで楽しめる稀有な作品なので、もちっと頑張って頂きたい。


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# by takako98765 | 2017-09-15 17:52 | シネマ | Comments(0)

【ダンケルク】

【ダンケルク】

監督・脚本:クリストファー・ノーラン
出演:ハリー・スタイルズ、トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー

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戦争には突出したスーパーマンが居るわけではなく、
現場にいる兵士にも、自分の身に一体何が行っているのか判らず、
ただただ右往左往と、阿鼻叫喚地獄だけが果てしなく続いている。

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キャラクターをギリギリまで削ぎ落とした「その他大勢の一人」が顔も見えない敵に翻弄される様は、
今まで見慣れてきた戦争映画とは大分違うが、実にリアルで写実的。

IMAXで観たが、さすがノーラン、かなりの迫力。
冒頭軽く酔いました。
どうやって撮ったのかの画もスゴイが、マジ死ぬんじゃないかと思った役者も少なくなさそう。


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# by takako98765 | 2017-09-14 16:45 | シネマ | Comments(0)

【CRIMES OF THE HEART―心の罪―】

【CRIMES OF THE HEART―心の罪―】
シアタートラム

作:ベス・ヘンリー
翻訳:浦部千鶴
演出:小川絵梨子
出演:安田成美、那須佐代子、伊勢可世、岡本健一

1981年ピューリッツァー賞/ニューヨーク劇評家賞受賞。

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いわゆる三姉妹物。

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ザックリとした質感が初秋にGOOD!
伊勢佳世さんの巧みさが光っていました。


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# by takako98765 | 2017-09-13 11:25 | Comments(0)

【超体感ステージ『キャプテン翼』

【超体感ステージ『キャプテン翼』

演出:EBIKEN
脚本:加世田剛
出演:元木聖也、田中稔彦、北村悠、

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全体を俯瞰すればストレートプレイではあるが、やはりメインは後半のアクション。
フリースタイルのヒップホップ、マイム、ジャズ、エスニック・ダンスなどを組み合わせた独自のパフォーマンスを、試合に見立てて繰り広げる数十分は、パワフルな出演者達の熱量と相まって見どころ充分。

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一方で、インタラクションテクノロジー・ハブティクス技術と銘打たれた【プレミアム体感シート】は、残念。
また、ボケたスライド(!)や、ペラペラセットなど、スズナリ劇場でもかくやの美術が、輪をかけて残念。
そんなこんなで企画に対しては疑問を持つが、必死で踏ん張り食い下がった出演者達には拍手を送りたい。
同じスタッフ・メンバーで、原作にとらわれず思う存分にパフォーマンスを魅せる、オリジナル作品が見たい。


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# by takako98765 | 2017-09-03 16:54 | ステージ | Comments(0)

【幼な子われらに生まれ】

【幼な子われらに生まれ】

原作:重松清
監督:三島有紀子
脚本:荒井晴彦
出演:浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶ

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久しぶりにヒリヒリする邦画を観た。
荒井晴彦✕三島有紀子の化学反応が、リアルでありながらも浮遊感漂う一種独特の世界を構築。
特に三島監督。
メジャーデビュー『しあわせのパン(2012年)』から僅か5年とは思えぬ達者ぶりには舌を巻く。
次作が気になる監督ランキング暫定1位かもしれない。

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宮藤官九郎が良かった、屋上のスーツ姿の似合わなさに泣けた。


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# by takako98765 | 2017-09-02 15:08 | シネマ | Comments(0)

【関ヶ原】

【関ヶ原】
原作:司馬遼太郎「関ヶ原」
監督・脚本:原田眞人
出演:岡田准一、役所広司、平岳大、東出昌大、滝藤賢一、
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うーーーん。
まず、長い。
台詞が聞き取りづらい。
迫力はあるが緊迫感がない。
有村架純のパートはいらない。
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しかし演者さん達の熱量は半端ない。
特に役所さんの破壊力たるや、計り知れない。
山葵醤油でいただく大味アメリカンビーフステーキの一作。


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# by takako98765 | 2017-08-29 14:51 | シネマ | Comments(0)

【ベイビー・ドライバー】

【ベイビー・ドライバー】

監督・脚本・製作:エドガー・ライト
出演:アンセル・エルゴート、ケヴィン・スペイシー、リリー・ジェームス、ジョン・ハム、エリザ・ゴンザレス
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監督曰く「映画にぴったりの曲をつけるのではなく、曲にぴったりの映画をつくった」との事。
確かに、全編MVとの前情報通り、スゴイ作りになってます。
カーチェス好きな方、クライム好きな方、音楽好きな方、iPod好きな方には超オススメ。
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アクションばかりが評価されているけど、人物設定を120%生かした脚本は地味に見事!
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画の湿度と色の質感が『真夜中のカウボーイ(1969年)』ぽいなぁと思っていたら、
作中「おぃおぃボギー&クライドかい?」なセリフがあり、意図的にアメリカン・ニューシネマしているようです。
てな訳で、あの時代の作品が好きな人にもオススメですが、そのつもりで見ているとビックリな結末が待っているので覚悟してね。
ライト監督43歳。日本だけでなく、世界全般的に若い人達は優しくなっているのだなぁ。


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# by takako98765 | 2017-08-23 18:28 | シネマ | Comments(0)

【プレイヤー】シアターコクーン

【プレイヤー】
シアターコクーン

作:前川知大
演出:長塚圭史
出演:藤原竜也、仲村トオル、成海璃子、峯村リエ、高橋努、木場勝己、真飛聖

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映画も舞台も一月以上のご無沙汰なので、虚構の世界にダイブするタイミングが掴めぬまま前半が終了。
話はいわゆるバックステージ物で、リハーサル室(含・劇中劇)がメイン。
死後の世界についての観念的な会話劇かと思っていたら、
休憩を挟んだ後半冒頭からドラマがうねり、暴力的な勢いで前川WORLDに引きずりこまれた。

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だまし絵のようにずれては重なる劇中劇と芝居と現実に、三半規管がやられ、
延々と続くマトリューシカのような悪夢で、意識が混濁していく。
劇場に足を運んだ者でしか味わえないこの感覚、この瞬間が好き。

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難解というより意味不明、超一流の後味の悪さは長塚圭史ならでは。
あえてジャンル分けすると、サイコホラーになるのかな。
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達者な役者陣の中、スターのオーラを放っていた藤原竜也(^^)
出演されてる事に気づかず行ったので、何か儲けた気分♪

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# by takako98765 | 2017-08-18 14:22 | ステージ | Comments(0)

【プレイヤー】シアターコクーン

【プレイヤー】
シアターコクーン

作:前川知大
演出:長塚圭史
出演:藤原竜也、仲村トオル、成海璃子、峯村リエ、高橋努、木場勝己、真飛聖

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映画も舞台も一月以上のご無沙汰なので、虚構の世界にダイブするタイミングが掴めぬまま前半が終了。
話はいわゆるバックステージ物で、リハーサル室(含・劇中劇)がメイン。
死後の世界についての観念的な会話劇かと思っていたら、
休憩を挟んだ後半冒頭からドラマがうねり、暴力的な勢いで前川WORLDに引きずりこまれた。

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だまし絵のようにずれては重なる劇中劇と芝居と現実に、三半規管がやられ、
延々と続くマトリューシカのような悪夢で、意識が混濁していく。
劇場に足を運んだ者でしか味わえないこの感覚、この瞬間が好き。

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難解というより意味不明、超一流の後味の悪さは長塚圭史ならでは。
あえてジャンル分けすると、サイコホラーになるのかな。
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達者な役者陣の中、スターのオーラを放っていた藤原竜也(^^)
出演されてる事に気づかず行ったので、何か儲けた気分♪

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# by takako98765 | 2017-08-18 14:22 | ステージ | Comments(0)

【結婚】

【結婚】

原作:井上荒野
監督:西谷真一
脚本:尾崎将也
出演:ディーン・フジオカ、柊子、中村映里子、若本若菜、安藤玉恵
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演出が滅茶苦茶。
ディーン様のファンだったら、楽しめたのかもしれないが、ちょっと酷すぎる。



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# by takako98765 | 2017-07-26 16:35 | シネマ | Comments(0)

【ボンジュール、アン】

【ボンジュール、アン】

監督・脚本:エレノア・コッポラ
出演:ダイアン・レイン、アルノー・ヴィアール、アレック・ポートルドウィン

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セリフ毎のバストカット切り返しが延々続くのは、ちょっとどうかと思うが、
ウィットに富んだ会話、美しいもの、美味しいもの、心動かされるものを素直に受け入れましょうというメッセージは、人生の年輪を重ねられた監督だからこその説得力があった。

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さらに、レインの年相応な美しさという、中年以降を生きる女性たちへのエールもあり、日比谷シャンテシネマは、酷暑など吹き飛ばす勢いの先輩女性達で超満員。

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いくつになっても女性は元気♪


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# by takako98765 | 2017-07-17 18:46 | シネマ | Comments(0)

【私を殺して・・・】

【私を殺して・・・】

原作:イ・フンクック「죽여주는 이야기」
脚色・演出:吉村ゆう
出演:細見大輔・近江知永・栂村年宣・飯塚麻結
四谷天窓

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あー楽しかった!
ところどころ観客参加型ドラマになるが、練り込まれた脚本と演出・演者の技で、どこまでがアドリブか判らない。
このポップな感覚が、劇場が持つ秘密基地のような独特な雰囲気が合わさり、TDL顔負けのオアシスとなった。
韓国で9年ロングランを続ける大ヒット作品の日本バージョンなので、面白さはすでに折り紙つきなのだが、それ以上に演者達、特に細見大輔の熱演が光った。
すごいなカレは。また観たい。

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9月までのロングラン公演。公演日によってキャストが変わり、細見さんの出演は7月一杯!


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# by takako98765 | 2017-07-16 15:02 | Comments(0)

【銀魂】

【銀魂】

原作:空知英秋
監督・脚本:福田雄一
出演:小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、新井浩文
原作未読

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初日に参戦しました!
原作やアニメ版を知ってたら、もっと楽しめたんだろうな~。
でも全く知らずとも、フツーに面白かったです。
まさかの新井浩文がビックリ!? 最後までわからなかった^^;

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ただ、スクリーンならではの画があったかとなると、どうだろう。

エアコンの効いてる部屋で、部屋着で、ビール片手に、ゴロリとしながら観る楽しみも捨てがたいかな(^ ^)


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# by takako98765 | 2017-07-15 10:39 | Comments(0)

【ボクが死んだ日はハレ】

Theatre Polyphonic 第6回公演
【ボクが死んだ日はハレ】

作・作詞・演出:石丸さち子
音楽・演奏:森大輔
出演:浦嶋りんこ 小野妃香里 ​笠松はる 上野哲也 百名ヒロキ 高橋紀恵
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ゆるり違和感漂う導入部が、一つの事実が明かされた瞬間、世界が鮮やかに反転する見事さに、まず心を掴まれた。
そこから一気に始まる緩急自在な紆余曲折に、ジェットコースターの如く右に左に心を揺さぶられた。
「ドタバタ喜劇」と銘打たれているが、笑いよりもドラマに圧倒され、「おなら」のエピソードさえ切なく沁みた。
本の素晴らしさに、役者も負けてはいなかった。
浦嶋と百名の二人芝居では、そこに応接間の窓から覗く青空を見えた。
クライマックスの終盤で歌われた曲が、賛美歌のように響いた。
そして華やかで楽しいエンディングに、エンターテイメントの真髄を見た。
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舞台でしかなし得ない世界観ではあるが、才能ある映画監督の手による映像作品として観たい気もする。


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# by takako98765 | 2017-07-14 10:43 | ステージ | Comments(0)

【ジョン・ウィック:チャプター2】

【ジョン・ウィック:チャプター2】
監督:チャド・スタエルスキー
脚本:デレック・コルスタッド
出演:キアヌ・リーブス、コモン、ローレンス・フィッシュバーン、ルッカルド・スカマルチョ

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細かい設定がいちいち凝っているので、独特な世界観を構築していて、その中に身を任せているのは単純に楽しい。
だが、映画って、それだけでいいの?

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前作ではスリムだったプロットはメリハリのない中高年の体型に。
アクションもスケールアップはしたけどシャープ感は前作の方が上。
ガン・フーアクションやミラーハウスでの撃ち合いなど、個々のアイディアはユニークだが、思いつき程度の使い方でもったいない事この上ない。
何より前作で私達を痺れさせたような、ドラマが欠片もない。

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例えていうなら、資金が豊富になったため、ありったけ買い込んできた香辛料を気前よくぶち込んで逆に味がぼやけてしまった具のない鍋みたい。

ようするに、part3へのブリッチに過ぎなかったのね。
時間とお金、両方とは言わないけどどちらか一方を返して欲しい。


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# by takako98765 | 2017-07-10 20:35 | シネマ | Comments(0)

【ディストピア  パンドラの少女】

【ディストピア パンドラの少女】

原作:『パンドラの少女(東京創元社)』M・R・ケアリー著
監督:コーム・マッカーシー
脚本:M・R・ケアリー
出演:セニア・ナニュア、ジェマ・アータートン、パディ・コンシダイン、グレン・クローズ

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ゾンビ映画と知っていたら行かなかった。
ゾンビ物と気づいた時には、いつ席を立とうか機会を窺った。
しかし動けなかった。
これだけ前のめりになった作品との出会いは何年ぶりか。
緻密なシナリオと息つく間もないテンポで、ドリンクホルダーのビールを飲む間がなかった。

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M・R・ケアリーのベストセラー小説を著者自身による脚本は、素晴らしいの一言。
生まれて初めて観たゾンビ映画でもあり、どんな着地になるのか、全く想像出来なかったけど、
このエンディングはゾンビ映画では良くある事なのかな? 
ヒロインの心情を辿れば当然の帰結ですが、その見事さに感心しました。

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更に、鮮やかなラストカットは、私が自分で書いたんじゃないかと思うほど私好みでビックリ。
ゾンビ物にネガティブなイメージがある方にも、メッチャオススメです。

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# by takako98765 | 2017-07-06 16:50 | シネマ | Comments(0)

【パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 】

【パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 】

監督:ヨアヒム・ローニング
脚本:ジェフ・ナサンソン
出演:ジョニー・デップ、ハビエル・バルデム、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラーリオ
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シリーズを一作も観ていないのに突然5作目から参戦するという暴挙。
それでもきっと楽しませてくれるに違いない、という読みは見事に当たり、これまでの人間関係は解らないけれども、荒唐無稽な数々に大笑い。
コンパスとか魔のトライアングルとか、少年心をくすぐる要素がてんこ盛りで、私は途中落ちましたが、同席の55歳男子は「すっごく面白かった」と目を輝かせ、17歳は過去に戻ってシリーズ1から見直すと宣言する程の盛り上がりよう。
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吹替版には海賊がジョニデに「腹を割って話そう!」と何度も叫ぶシーンがあり、「おぉ、これは藩士ライターからの水どうファンへのメッセージ!!」と最も胸が熱くなりました。
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# by takako98765 | 2017-07-01 20:38 | シネマ | Comments(0)

【ハイヒール〜こだわりが生んだおとぎ話】

【ハイヒール〜こだわりが生んだおとぎ話】

監督・脚本:イ・インチョル
出演:菊地凛子、小島藤子、玄理、谷口蘭
衣装特別協力:CHANEL
靴制作協力:MIHARA YASUHIRO

ファンタジア国際映画祭コンペ部門ノミネート

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『人類が滅びて自分がアンドロイドになる時、ひとつだけ残したい欲望(感情)は?』
そんなコピーにまず惹かれ、暗闇の客席で遠いあの日にタイムスリップした。

四半世紀前、深夜ドラマが最も華やかだった頃。
東京ストーリーズ・奇妙な出来事・ネオドラマ・ルージュの伝言・JTドラマBOX。。。。

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ワンアイディア30分、低予算、撮影期間2日、登場人物3人、オールロケ。
そんな過酷な条件下でも、、百花繚乱な様相を呈した数年があった。

本作が低予算か否かは知らないが、他の条件は全て同じ。空気感もあの頃そのままで、思わず泣きそうになった。

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アンドロイドだしファンタジーだしで、一般受けするとは思えないが、30分800円なので、興味のある方は是非。
私は明日もう一度観に行く。


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# by takako98765 | 2017-06-29 15:45 | シネマ | Comments(0)

【パトリオット・デイ】

【パトリオット・デイ】

監督:ピーター・バーグ
脚本:ピーター・バーグ、 ジョシュア・ゼタマー、 マット・クック
出演:マーク・ウォールバーグ、ケビン・ベーコン、ジョン・グッドマン

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言いたい事はたくさんあるのだが、要するに私とは相性が合わなかったという事だろう。
例えて挙げるなら、犯人逮捕に沸き返ってビールで乾杯している市井の人々の画、あれがどうにもひっかかった。
国民性も違うしテロリズムは断罪すべきだが、一連のシークエンスのベクトルは移民排斥に向いている。そう私は感じた。
尤も、ネットのレビューには「名作!」の文字が並び、そんな風に感じる人間が少数派なのは間違いない。
でもケビン・ベーコンがカッコよかったので、ま、いっか。

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# by takako98765 | 2017-06-20 20:24 | シネマ | Comments(0)

【セールスマン】

【セールスマン】

監督・脚本:アスガル・ファルハーディー
出演:シャハブ・ホセイニ、タラネ・アリシュスティ

第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門男優賞・脚本賞受賞、
第89回アカデミー賞外国語映画賞受賞。

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トランプ米大統領が出したイスラム国家7カ国への入国制限措置に抗議し、監督と主演女優がアカデミー賞授賞式をボイコットしたことでも有名な本作。

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妻が入浴中に見知らぬ男から暴行を受け、でも警察沙汰にはしたくない妻と、ならば俺がと犯人探しに躍起になる夫。
意外な犯人を前にして、もう許してやろうと訴える妻と、一発殴らなきゃ収まらない夫。

夫婦それぞれの心情が、夫婦が上演する舞台劇『セールスマンの死』と絡めながら描かれていく。

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脚本も映像もそりゃぁ見事で、カンヌもアカデミーも文句はないのだけど、着地点を『寛容』とした辺りに、もしも異なった国際情勢だったら受賞はあったのか的モヤモヤが残りました。


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# by takako98765 | 2017-06-14 10:10 | シネマ | Comments(0)

【22年目の告白 -私が殺人犯です-】

【22年目の告白 -私が殺人犯です-】

監督:入江悠
脚本:入江悠、平田健也
出演:藤原竜也、伊藤英明、夏帆、岩松了、仲村トオル。

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2015年に出版された、あの本に発想を得たのかと思ったら韓国映画『殺人の告白(2012年韓国語版)』のリメイク作品でした。

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途中、すっごい中だるみするし、全編何処かで見たよなディジャブ感満載ですが、それはそれで楽しめました。
ラストカットには毒があってとても良かったのに、横やりが入ったのかタイトルロール中にエクスキューズカットが入っていてガッカリしました。

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# by takako98765 | 2017-06-13 16:43 | シネマ | Comments(0)

【昼顔】

【昼顔】

監督:西谷弘
脚本:井上由美子
出演:上戸彩、斎藤工、伊藤歩、平山浩行

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テレビ連続ドラマの後日談的な作品。
吉瀬美智子と木下ほうかがいないだけで、ネタもシャリも職人も同じなのに、サビ抜きのお寿司になってしまいました。
たとえ大トロでも、否、大トロだからこそ山葵が効いてないといかんのよね。

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でも前半の上戸ちゃん、さかりのついたメス猫状態を見事に演じていてとても良かったです(^^)。
一方の男性陣は、軒並み頭悪そうでした。まぁ本でも演出でもこれは確実に狙いでしょう。
どっちかわからず悩むのが、息を呑むクライマックスシーンが『ブルース・ブラザース(1980年)』と同じ演出だった事。
しかもよりによって、ネオナチ党首に補佐の男が「ずっと好きでした」と告白するあのシーン。思わず吹きそうになりました。

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あれは一体全体どういう狙いなんだろう。


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# by takako98765 | 2017-06-13 16:39 | シネマ | Comments(0)

【光】

【光】

監督・脚本・編集:河瀨直美
出演:永瀬正敏、水崎綾女、神野三鈴、藤竜也。

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ヒーローは、視力を失いつつある弱視のカメラマン。
ヒロインは、視覚障害者のための映画の音声ガイドの制作者。
二人が共鳴しあうまでのストーリーである以前に、「映画とは?」「表現者とは?」「解説とは?」等々を考えさせられる101分。

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また、ここ数年大変精力的に出演されている藤竜也が、実に素晴らしい。
劇中劇の監督として、またその演者として、「観客の想像力に託す」立場の諦念を瞬間垣間見せた。

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未熟なヒロインを導く上司・神野三鈴の、抑制が効いた寛容も良かった。

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河瀬監督がこんな方なのかな。


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# by takako98765 | 2017-06-08 18:45 | シネマ | Comments(0)

【花戦さ】

【花戦さ】

原作:鬼塚忠「花戦さ(角川書店)」
監督:篠原哲雄
脚本:森下佳子
出演:野村萬斎、市川猿之助、佐藤浩市、佐々木蔵之介、中井貴一。

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「ぬるま湯の如き」という比喩を、私は時に良い意味で使う。
間口が広く、ハードル低く、緊張感なく入りやすい。
嫌な刺激を感じず、長い時間浸かっていられる。
気がつけば体の芯まで温まっていて、湯冷めもしない。
そんな、初夏の昼下がりにサンダル履きで、ぶらり途中下車してふらり観るのが似合う作品。

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萬斎さんの映画作品は欠かさず拝見しているが、ちょっと頭が弱い人間を演じる本作が一番親しみを感じた。

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もう一方の主役、池坊全面協力の立花の数々はどれも素晴らしいの一言。

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秀吉と三成の描き方に若干不満は残るが、クライマックスには息を呑み、エンディングのサプライズではほっと温かい心持ちにさせられた。
ポスター写真に代表されるコメディー路線の宣伝が、完全に足を引っ張ってしまっている。
肩肘張ってないけど、とても真面目な作品よ。
地味だけど滋味(^^)v


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# by takako98765 | 2017-06-07 21:00 | シネマ | Comments(0)

【光をくれた人】

【光をくれた人】

原作:M・L・ステッドマン著『海を照らす光』
監督・脚本:デレク・シアンフランス
出演:マイケル・ファスベンター、アリシア・ヴィキャンデル、レイチェル・ワイズ

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邦題の香ばしさや、
実子を挟んだ養母vs実母話という内容にもイエローサインが点滅したけど、
『ブルーバレンタイン(2010年)』の監督だしなと、自分に言い聞かせて劇場に行きました。

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結果。
立場によって感じ方は違うでしょうが、とにかく夫婦揃って出たとこ勝負。

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特に旦那。腹をくくるという事は、清濁併せ呑む覚悟を決める事なんだよ!
私は不愉快でしたが、子役の芝居に涙している方も多い、お涙頂戴ドラマ。

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あ~~~『八日目の蝉(2011年)』が無性に観たい!

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# by takako98765 | 2017-06-05 18:29 | シネマ | Comments(0)

【ラストコップ THE MOVIE】

【ラストコップ THE MOVIE】

監督:猪股隆一
脚本:佐藤友治
出演:唐沢寿明、窪田正孝、佐々木希、藤木直人、小日向文世

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テレビドラマの劇場版。
テレビをそのまま劇場に持ってきたかのようなお茶の間感満載で、気楽に楽しめました。
ヒーローがミサイルに突っ込んだ後の結婚式が長すぎ。
演者含めた制作側が一番の盛り上がりにしたかったシーンが、観客側と見事にずれていたのが残念。

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佐々木希ちゃんが惚れ惚れするほど綺麗でした。渡部にはもったいない!


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# by takako98765 | 2017-06-04 16:29 | シネマ | Comments(0)

【美しい星】

【美しい星】

原作:三島由紀夫『美しい星』
監督:吉田大八
脚本:吉田大八、甲斐聖太郎
出演:りりー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介

原作未読

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ネットのレビューでは難解な作品と言われいるようですが、いやいややっぱりコメディーでしょう。
だって、地球の末路に向けた真摯な会話の内容は、確かに真面目でヒューマンですが、それ語ってるの、火星人と水星人ですから。

これ、実はウルトラセブンの第8話「狙われた街」を意識して作られたそうです。
メトロン星人とモロボシダンがちゃぶ台を挟んで真面目に地球の未来について話すシーン。

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映画ではテレビ局、ウルトラセブンでは4畳半と場所は違いますが、どちらも宇宙人が、変な場所で、地球人抜きで真面目に地球の話をするという、なんともシュールで笑えます。

ただ、以上の感想は見終わってしばらくしてから言い切れる事で、喜怒哀楽どんな心持ちで見ればいいのか、座り心地が大変悪い127分でした。

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尤も『桐島、部活やめるってよ(2012年)』の印象が強いけど、『クヒオ大佐(2009年)』を舞台にまで引っ張った監督なので、ワケワカメ系が好きな本来の姿に戻られたのではないかな。
桐島~は他の監督でも撮れるけど、この作品は大八監督にしか撮れないしね(^^)

そして私は、どこまでが原作でどこからが脚色なのか、未読原作をポチしたのでした。


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# by takako98765 | 2017-05-29 17:21 | シネマ | Comments(0)

【クヒオ大佐の妻 LADY KUHIO】

【クヒオ大佐の妻 LADY KUHIO】

作・演出:吉田大八
出演:宮沢りえ、岩井秀人、川面千晶、水澤紳吾
東京芸術劇場シアターウエスト

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どこを切っても大八監督が出て来る、大八ファンクラブの集いのような小劇。

クヒオ大佐が好き過ぎて、『クヒオ大佐(2009年)』という映画まで撮った大八監督が、

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同じようにクヒオ大好きリエちゃんと『紙の月(2014年)』の時に盛り上がって舞台化したのだとか。

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リエちゃん一人芝居のシーンが、『パーマネント野ばら(2010年)』と重なった。

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思えばあれも大八監督。ああゆうヒロインが好きなのかもしれない。
パーマネント野ばらでヒロインを演じたのは菅野美穂。
その夫は、映画でクヒオ大佐を演じた堺雅人。

ステージでは小さな小さな世界を描いていたけど、
企画キャスティングその他も小さな輪で回っているのね。
嫌いじゃないわ(^^)


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# by takako98765 | 2017-05-25 18:43 | ステージ | Comments(0)