ブログトップ

酒とシネマと不登校児な日々

takako987.exblog.jp

永遠の0

f0320408_15071439.jpg

観たのはかなり前ですが、未だ絶賛上映中なので記しておきます。

 

原作未読。

一言で言えばスイーツ反戦映画。

 

小中学生に戦争への興味を持たせる、戦争映画を観るために足を運ばせるための企画なら、この作品大いに評価します。

全く知らない状態で、戦時中に現実に起きた、目を背けてしまいたいほど悲惨なストーリーや映像は、トラウマになる可能性もあるからね。

 

 

しかし、いい歳こいた方々の絶讃には「今まで戦争をどう思ってきた?」と問いただしたくなる。

戦争って、こんなに綺麗な絵面の、柔らかな日差しの、フワフワしたモンだったの?

そういう、戦争中にもあったハートウォーミングを描きたかったの?

企画署には「軍部批判も含めた反戦映画」と書いてたんじゃないの? 

でもそれ、この美術・演出では全然伝わらない。

 

サザンファンだが、歌も白けた。

あれをエンディングに流すお花畑感覚にも呆れた。

 

それよりなにより、ドラマの核となるべき「主人公は何故信念を変えたのか?」が、ザックリない。


「本人で無ければわからない事があったんだろう」と、一同口を揃えて華麗にスルー。

確かに、一応、伝聞と憶測で、説明はされている。

だが、そこをキッチリ絵として描いて見せるのが映画だろう。


原作にも描かれていないので仕方がないという声も聞いた。

だがドラマ製作者ならば、例え原作者と喧嘩してでもそこを描くのが仕事だろう。

あまりにも、映画というメディアの特性を無視した処理の仕方である。

 

新井浩文=田中泯のキャラクター造形が良かっただけに、非常に残念である。

いっそカレを主役に、カレ視線であの夫婦を描いたら良かったのに。


[PR]
by takako98765 | 2014-03-13 15:43 | シネマ | Comments(0)
<< 甲斐バンド 土竜の唄 >>