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酒とシネマと不登校児な日々

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『ある過去の行方』

『ある過去の行方』
脚本・監督・アスガー・ファルハディ
カンヌ国際映画祭女優賞 他

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冒頭シーンでノックダウンされた後は、ひたすらヒリヒリと、一寸先がわからぬ人間関係から後半の畳み掛けまで圧倒されっぱなしでした。

計算されつくしている演出と脚本はただただ感嘆。
演出はあくまでもわかりやすく、だがそこに描かれているドラマは言葉では言い表せない業とか情念とか未練とか。

いやいや気持ちは判るよ、でも好感は持てない、全ての大人に。
彼らはどうなろうとも自業自得だが、子どもたちが哀れすぎる。

ポリューヌ・ピュルレ演じる長女の慟哭。

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将来必ずグレるであろう継子の末路。

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想像するだに涙が出てきそうになる。

中でもベレニス・ベジョ演じるヒロイン。

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母親としても、女としても、ちょっとどうなのな不快感が、絶えずオフビートで流れていて、生理的に辛かった。
それも監督の狙いなのかな?

観て後悔しなかったが、確実に胃もたれする作品。

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ランチする前の観劇で良かったとつくづく思った。


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by takako98765 | 2014-06-13 21:37 | シネマ | Comments(0)
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