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酒とシネマと不登校児な日々

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カテゴリ:シネマ( 216 )

フルートベール駅で

5年前の大晦日の夜、衆目の中で、無実の黒人青年が白人警察官に射殺された事件を描いている『フルートベール駅で』
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冒頭、現実に殺害された瞬間の動画がながれ、「これは実話です」のクレジットが出た後は、彼の朝からの生活を淡々と描いているのだけの、下品なギミックもバイヤスもかかっていない、実に優しい作品だった。

どれほど単調なシーンが続いても、客は結末を知っているから手前勝手な哀れみを持つし、最後まで目が離せない。
これはもうもう、構成の勝利でしょう。

脚本は地味なふりして実に巧み。
演出は無邪気な顔して実に策士。
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一人二役ライアン・クーグラー監督。27歳!!

今、生きているとはどういう事なのか、死ぬとはどういう事なのか
生きるの死ぬのとリスカが趣味のガキんちょどもにゼヒ見て欲しい。

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by takako98765 | 2014-04-18 20:19 | シネマ | Comments(0)

メイジーの瞳

本・役者・演出のどれもがポップで繊細でキラキラ輝いている。
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プロットの、特に前半は想像がつく物ではあるけど、
とにかく画が楽しくて、目が離せない。

メイジー役・オナタ・アプリールの透明感もさることながら・アプリール

オナタ・アプリール

洋服・おもちゃ・インテリア・家の構造・・・
ことごとくキュートで、どこかの美術賞を受賞させてあげたい!

後半、どんどん存在感が大きくなっていく継父アレクサンダー・スカルスガル。
物語の進行に合わせて彼のキラキラ感が大きくなっていく演技・演出も見事。
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ステーブ・クーガン演じる仕事に忙しい父親像は想定内だったけど、ジュリアン・ムーア演じる、超ムカつくイマドキの母親像は、現実にはいそうだけど映画では初めて見た。
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そんな二人の子どもが、無口で物分かりのいい性格になる、というのは大変リアル。
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一見ありがちな設定に思えるけど、キャラの組み合わせが新鮮で今の世相を実に良く捉えている。
だが、時空を超えて、昔子どもだった人なら誰もが共感できる作品。


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by takako98765 | 2014-04-16 16:04 | シネマ | Comments(0)

ウォルト・ディズニーの約束

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脚本家・プロデューサー・ディレクターはご覧にならない方が。。。 
私、過去の色んな事を思い出して過呼吸になりそうでした。 
昔イジメに遭った人間が、イジメドラマを冷静に見れないのと同じようなもんですわ。 

感動だのヒューマンなどと評されているこの作品を、そんな私がざっくり言ってしまうと、 トラウマを抱えた原作者の好き勝手を、あの手この手で乗り越えながら、契約書にサインを貰うまでの話。 
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キャスティングやキャラクター造形についてはまだしも、 
全く関係ないシナリオの柱やト書きのテニヲハにまでケチをつけ、 
しまいきゃ「映像には赤い色を使うな」と言い出しす始末。 

どんなトラウマ抱えていようと、
原作にどんだけ思い入れがあろうと、 
一旦打ち合わせに参加したからには、ちゃんとしようよ大人なんだから。 

ウォルトディズニーさんの昔話も、妙に取ってつけたようで、 
脚本がうまく転がってないというか、 
演出の逆算がなされてないというか、 
クライマックスとは到底思えず、 
なんか、とても疲れました。 

 エンディングロールで彼女の実録テープが流れましたが、一言一句そのまんまで疲れが更に倍増_| ̄|○

でも、ミッキーの仲間たちをクローゼットに押し込むシーンは笑いました。
気持ちわかる~\(^o^)/

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by takako98765 | 2014-04-10 18:09 | シネマ | Comments(0)

アデル・ブルーは熱い色

昨年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドール受賞。

スティーブン・スピルバーグ大絶賛で満場一致で、アブデラティフ・ケシシュ監督に対してだけでなく、映画祭史上初めて主演女優のアデル・エグザルコプロスとレア・セドゥの2人にも賞が同時に贈られた作品。

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という訳で、『アデル・ブルーは熱い色』3時間一本勝負行ってきました。

途中2度ほど集中力が切れたけど、「ガールミーツガール」をどっぷり楽しみました。

迫力の濡れ場がクローズアップされているようだけど、確かに圧倒されます。

『愛の渦』に興味があるけど恥ずかしくって行けないわ~と躊躇している女子は、こちらの作品のほうが周囲気にせずベットシーンガン見できます。

しかも、コーンポタージュで例えるならうまか棒と☆3つレストラン位の違いがある、お得でっせ。

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ベットシーンもすごかったけど、容赦ない激しい口論の方が私には強いインパクトだった。

ゲイ映画で印象に残るのは、痴話喧嘩シーンが多い。

「なぁなぁ」で終わらせないのは、同性同士だからなのかな。

『ブエノスアイレス』とか、作品としてはグズグズだったけど、あの容赦無い感じには痺れた。

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で、本作は正真正銘レズビアン映画なんだけど、まぎれもなく青春映画であり、普遍的な恋愛映画でもある。
これぞフランスの王道をいくエンディングもいがったです。


あ、ゴールデン・グローブ賞外国語賞映画賞にもノミネートされてるよ♪


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by takako98765 | 2014-04-08 21:15 | シネマ | Comments(0)

五右衛門ロックⅢ byゲキ✕シネ

一応、演劇大好き人間です。

自称・新感線のファンです。
自他ともに認める古田新太のファンです。

でも、これはあかんかった_| ̄|○

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一幕目は、歌曲とコントと殺陣のみ。
隣席の人は途中休憩で消えていったけど、ご同輩、気持ちは判るぜ。

二幕目、ようやくドラマが始まって。

登場した麿 赤兒によって舞台が締まって、

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それで、、、、終わった。


「くだらねえ話がやりたい」と言っていた古田さんだし、
新感線だし、五右衛門だし、こういう回もアリだと思うけど、
ショックだったのは、ネットには『大満足』が溢れかえってた事。

世間の感性から、ずいぶんずれちゃったんだな、私。。。

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いやいや、しかし悪い事ばかりじゃない。

一万なんぼ出してステージ観に行かなくて良かったじゃないか私。

舞台で観たら、ファンの皆さんがおっしゃるように大満足出来ていたのかもしれんが。。。


Ⅰはメチャクチャ、Ⅱはソコソコ面白かったんだけどなぁ。


あ、三浦春馬クンは頑張っていて思っていたよりずっと良かった。

テレビ・映画より舞台が向いていると思いましたです(^^)

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大人の新感線が楽しみ♪


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by takako98765 | 2014-04-04 18:50 | シネマ | Comments(0)

ワンチャンス

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昨日、某作品を「みたような設定、展開、結末。ありきたりの切り口、映像、テーマ。何一つ目新しいところがなかった」と切り捨てたばかりで恐縮ですが、

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世の中に職人芸というのは存在する訳で、「みたような設定、展開、結末。ありきたりの切り口、映像、テーマ」を、毎回新鮮に魅せてくれる監督や脚本家もおる訳です。

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個人的には前作脚本↑はそんなに良いと思ってないけど^^;


今回「これ見たら寿命が3年伸びる」的シーンはなかったが、

つまらんシーンが一つもない、というのは簡単そうで難しい。

更に編集も、歌曲も、100分チョイの上映時間も良かったス。


ただ、本編にも出演していたワンチャンスのプロデユーサーが、

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主人公が注目されるきっかけとなった素人参加番組の審査員だったというのが、

何というか、あちらにも芸能界があって、在りし日の「チーム紳助」みたいなのもあるんだろうなぁ、色々大変なんだなぁと思わせた。


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by takako98765 | 2014-04-02 20:12 | シネマ | Comments(0)

白ゆき姫&雪の女王

原作未読。
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みたような設定、展開、結末。
ありきたりの切り口、映像、テーマ。
何一つ目新しいところがなかった作品。

方や、アナと雪の女王。
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魅力的なキャラクター。
スケール感溢れる映像と歌曲。
古典プロットを魅力的にリニューアル。

この差異は、
アニメだから実写だからではなく、まずは企画の練り方が違うと思う。
中村監督、どこまで本気で企画会議に参加してたのかなぁ・・・。

あ、でもダンカンと秋野暢子は面白かったです。
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尤も、映像とテンポと歌曲がいいと、プロットがドシンプルでも満足感を得やすいのは事実です。
映画は監督次第といわれる所以だな。


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by takako98765 | 2014-04-01 19:01 | シネマ | Comments(0)

それでも夜は明ける

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黒人に対する白人の扱いに驚きの声! が上がっているけど、 『永遠の0』の時と同様、お若い方々ならともかく良い歳した大人が今更何言ってんの? が第一印象。

 小学校の図書館にある「アンクルトムの小屋」や「ハックルベリー・フィンの冒険」の中でも『黒人にムチ100回』とかフツーに出てくるし。 
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それと、「差別」「白人の優越感」「人間のダークな部分」を描いている、というのもちょっと違うと思う。 
彼らにとってあの頃の黒人は、ペットショップで売買される動物や、古物商許可証を持った人による古道具売買と同じで、経済として流通している物品、という既成概念だから。 
物品を差別したり、優越感は持たないもんね。 
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そのような制度の中で、そのような教育を受けて育った人達には、 ブラピの言ってる事なんか全然理解出来ないだろうし、 
ああゆう戦争でもなければ状況を変えられなかったんだろう。 

そんで、南部の人達にとっての「奴隷解放宣言」は、
 日本にとっての「人間宣言」と、ショックの度合いは同等なのではなかろうかと思った。

 いずれにせよ、私にとってこれは「教養作品」として見ておくべき作品ジャンルであり、それ以上でも以下でもなかったかな。 
アカデミー取るだけあって、本も演者も演出もとても良かったけれど。
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残り火が暗闇に消えていくシーンや、ブルースを歌い出すシーンは好き。 
逆にムチ打ちシーンは、何をあんなにこだわって長回し1カットにしたんだか^^; 

ドラマチックだけどドラマが描かれてないのが、どうにも。
減点法だと100点なんですけど、加点法だとどうなんだろうな。

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by takako98765 | 2014-03-26 18:04 | シネマ | Comments(0)

愛の渦

第50回岸田國士戯曲賞を受賞した戯曲の映画化。
劇団「ポツドール」主宰・三浦大輔による脚本・演出。

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いやー、面白かった。
アバンタイトルの緊張感は半端なかったが、演出手腕はそこで息切れした感もしなくはない。

だが設定が引っ張り、演者が引っ張り、観客の覗き見根性が2時間弱をグイグイ引っ張る。

10分に一度濡れ場を作れば中身は何でもアリだった玉石混淆時代の日活ロマンポルノを彷彿させる。

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舞台は乱交パーティー。

映画のウリ文句は「本編123分のなかで服を着ているシーンが18分30秒のみ」

絡みはあるけど言う程エッチではないかな。途中、エグい会話は出てくるけど。

焦点があたっているのは「性欲」ではなく「自意識」だったり「プライド」だったり。

それらを俯瞰している窪塚洋介が久しぶりに良かった。

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笑いの質は違うけど、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの脚本家・古沢良太の出世作「キサラギ」を思い出した。

あれも舞台の映画化で低予算。

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そしてどちらも、とにもかくにも脚本が良くできている。
唸るよ。


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by takako98765 | 2014-03-25 19:46 | シネマ | Comments(0)

Life! 


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アカデミー受賞作とどちらを観ようか悩んだ末に、こちらなら映画的な映像を魅せてくれるだろうと選択。


覚悟していたように、前半の会社シーンはコント。

旅に出てからは、今までのトロいテンポを取り返すかのような勢いで、中途半端な冒険活劇が繰り広げられていく。


肝心の画は、どうしたらこんなにのっぺり撮れるの??的な奥行きの感じさせなさにビックリ。
色んなところにロケ行ってお金一杯かけているのは良く判るが、深みのない色と相まって書割みたい。


夕方に日本語吹き替え版が興行されているのが不思議だったが、確かにテーマといい芸がなさすぎるストレートな脚本といい、小中学生の実写映画初鑑賞に最適な作品だと思う。

前半の妄想シーンとかもね。

でもお母さん達は「アリーマイラブ」や「世にも奇妙な物語」で見慣れちゃってるからさぁ。

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個人的にはLIFE誌の大きな表紙がたくさん見れたのが嬉しかったです。

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by takako98765 | 2014-03-19 17:11 | シネマ | Comments(0)