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酒とシネマと不登校児な日々

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カテゴリ:シネマ( 209 )

【永い言い訳】

【永い言い訳】

監督・脚本・原作:西川美和監督
出演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉希、黒木華、深津絵里。

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さすが是枝DNA、子どもの扱い方がとにかく上手い。
そしてなんといっても竹原ピストルが良い。
何をしでかすか分からない緊張感と、肉じゃがのような破顔一笑。
リリー・フランキーやピエール瀧のあとを継ぐ役者として、今後を担っていくんだろうな。

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モッくん演じるこじらせクソ野郎に向ける、ふかっちゃん演じる妻と担当編集者・池松壮亮の目が素晴らしい。
西川監督、面目躍如。
終幕の味わいは「そして父になる(2013年)」に通じるものがある。
これもまた是枝DNAのなせる技なのか。

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by takako98765 | 2016-10-30 13:16 | シネマ | Comments(0)

【何者】

【何者】

原作:朝井リョウ「何者」
監督・脚本:三浦大輔
出演:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之
企画:川村元氣

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原作は直木賞受賞作。
監督は「愛の渦(2014年)」で大ブレイクした、劇団「ポツドール」主宰者。
後半に、演劇畑ならではのちょっとした工夫はあったが、
期待していたほどの化学反応は起きず、原作を手堅くまとめ上げた印象。

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演者は若手のホープ達。
だがこちらも、それぞれがそれぞれの得意分野をソツなくこなした感が強い。

私はそこそこ面白く観たけど、金返せと怒る人の気持ちも分からなくはない。


有村架純が、えんえん同じバストアップの同じ笑顔で金太郎飴のようだった。


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by takako98765 | 2016-10-28 18:06 | シネマ | Comments(0)

【グッドモーニングショー】

【グッドモーニングショー】

監督・脚本:君塚良一
出演:中井貴一、長澤まさみ、志田未来、時任三郎、濱田岳。

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突っ込みどころ満載ですが、もっとも大きな所で。
この番組のスタートが最も遅いスタートの8時だとしても、
その時すでに「カフェ」で人質となっている人選はあれでいいのか?
「初老の従業員」「年配の男性」「臨月の女」「小学生」
わざわざフリップで説明された事件現場は「JR大崎」から徒歩10分の住宅街。
そんな時間にやっているカフェあるのか?
普通に駅チカの店じゃダメだったのか?


長澤まさみはただイタイだけ。

視聴者まるなげ倫理の脚本は不愉快なだけ。

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他にもテンポが、とか、メリハリが、とか、焦点が、とか、映画的な画が、とか、いろいろ私の好みとは違っていたのですが、吉田羊と池内博之は良かったな~。

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by takako98765 | 2016-10-27 11:05 | シネマ | Comments(0)

【お父さんと伊藤さん】

【お父さんと伊藤さん】

原作:中澤日菜子「お父さんと伊藤さん(講談社)
監督:タナダユキ
脚本:黒澤久子
出演:上野樹里、リリー・フランキー、藤竜也、長谷川朝晴

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原作未読。
我が身を顧みず「ドラマが薄い」だの「芝居が一本調子」だのと書いている私ですが、それは「派手な事件」「明確な喜怒哀楽」では無論ない。

本作のように、父・娘・年の離れた彼氏の三人が狭いアパートで夕餉を囲む。
それだけで十分にドラマチックだし、僅かな箸の上げ下ろしで感情が伝わる。

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さて本題。
だから私はこういうのが観たかったんだよ~!!、と叫び出したいほど、繊細で面白く切なく愛おしい作品です。
兄嫁と兄の身悶えるような苦しみがすごーくよくわかる藤竜也のくそじじいぶり。
ゆるゆると生きてきたようで、通り一遍ではない過去が覗くリリー・フランキー。
ままならない日常と、言葉にならないもどかしさで終始仏頂面の上野樹里の可愛さ。

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見終わった時に笑っている人、ほっこりしている人、泣いている人。様々だと思います。
これは現代版「東京物語」
バンバン宣伝している大作の陰で、ひっそりと終了させてしまうのは、非常に残念です。


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by takako98765 | 2016-10-20 14:21 | シネマ | Comments(0)

【淵に立つ】

【淵に立つ】

監督・脚本・編集:深田晃司
出演:浅野忠信、筒井真理子、古舘寛治、大賀

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カンヌ映画祭「ある視点」審査員賞受賞。

中盤以降、プロットは佳境を迎えるが、ドラマは失速する。
主役二人の芝居が一本調子なのが、どうにも歯がゆい。
人生苦しいのはわかるが、その苦しさは一色ではあるまい。
序盤、どれだけ浅野忠信に頼っていたのか、改めて思い知らされる。

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後味の悪さや家族がテーマな事からネットでは『葛城事件(2016年)』の名が上がっているけど、客に対するサービス精神が違う。
演出の狙いなのかもしれないが、セットも変わらず映像も変わらず芝居も変わらずでは、私みたいに感性がない人間は飽きるぞホンマ。

『プロテスタント』の設定には笑ったけど。

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ファーストシーン、雑な食卓で雑なお祈りする母子観た時、コントかと思った。
折角のネタがキャラ説明の一発芸で終わり、後半に生かされなかったのがつくづく残念。
「神なんかくそくらえ」ぐらい言わせれば良かったのに。
前述したサービス精神とは、そういう事。


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by takako98765 | 2016-10-19 09:14 | シネマ | Comments(0)

【ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK】

【ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK】

監督:ロン・ハワード
出演:ザ・ビートルズ、シガニー・ウィーバー、ウーピー・ゴールドバーグ、浅井慎平

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本人ならびに関係者の全面協力のもと製作された「ザ・ビートルズ」の公式ドキュメンタリー映画。
初期のリバプール時代、1963年に始まったツアーから66年までのライブ映像を中心に、関係者などのインタビューを織り交ぜながら、楽曲の変遷、人気の理由を探る。
日本公開版は、66年来日時のエピソードが長めに収めらた特別版。

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本日満席。その多くは往年の熱狂的なファンと思われ、エンディングでは拍手が起こりました。
しかしさほどのファンでない私の目には、動く年表というか、実に淡々とした味わいで、僅かに心が動いたのは、ライブのポールが舌ったらずで歌えてなかった事ぐらい。

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あと本題とは離れてしまうが、「渋谷Bunkamuraル・シネマ」には一時間前まで購入可能なオンライン枠があるが、顧客の年齢層が高く活用されていないため、時間間際でもいい席取り放題という事。

どちらかというと後者の方が、今後の私に対する影響力は大きいように思われます。


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by takako98765 | 2016-10-13 10:12 | シネマ | Comments(0)

【SCOOP!】

【SCOOP!】
監督・脚本:大根仁
原作映画:原田眞人
出演:福山雅治、二階堂ふみ、リリー・フランキー

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昨今、やけに70年代臭の作品が多いように思っているが、本作もその一つ。
『俺たちは天使だ(TV 1979年)』
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『チ・ン・ピ・ラ(1984年)』
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そして微かに『傷だらけの天使(TV 1974年』の香りもする。
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お若い方々にとっては癖がある作品だろうが、当時を知っている
者にとっては郷愁にかられる一品。

主役の福山雅治は器用ではないが、アクの強い役がハマれば爆発的な威力を持つ。
好き嫌いはあるだろうが、本作は彼の代表作と言えると思う。賞とは縁遠いが。
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対して、リリー・フランキーはメジャーどころではない助演男優賞を受賞する気がするな~。
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この人を観るだけでも、劇場に足を運ぶ価値はあると思う。

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by takako98765 | 2016-10-13 10:06 | シネマ | Comments(0)

【映画・闇金ウシジマくん Part3】

【映画・闇金ウシジマくん Part3】

原作:真鍋昌平
監督・山口雅俊
脚本:福間正浩、山口雅俊
出演:山田孝之、綾野剛、やべきょうすけ、高橋メアリージュン、本郷奏多、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
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前作2本よりもエグさがないのは、登場するのが、情報商材詐欺にマルチ商法を付け足したようなアッサリした犯罪だったせいかもしれないし、すっかりこの世界に麻痺してしまったせいかもしれない。

2010年テレビドラマの時には、次々と登場するダメ人間に胸を悪くし目をそらしたのはどこの誰だったか、今ではオラオラもっとエグいの出てこんかいとスクリーンに向かって中指立てるようになってしまったわたくし。。。
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いやいや、もしかしたら今月末に公開される次回がファイナルという事で、2本分の脚本と撮影が間に合わず、こっちはとりあえずサクッとし仕上げたのかもしれない。
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謎は謎として残されたまま、月末を刮目して待て。

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by takako98765 | 2016-10-06 17:47 | シネマ | Comments(0)

【アングリーバード】

【アングリーバード】

監督: ファーガル・レイリー、 クレイ・ケイティス
脚本: ジョン・ビッティ
吹替:坂上忍、前園真聖、勝杏里、乃村健次。

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暇つぶし系アプリゲームを元にした作品だが、そんな事すら知らず、高校生に誘われて鑑賞。

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のっけから中盤に至るまでのしょうもなさは絶望的。
この90%はダイヤログの和訳が原因かと思われる。

「羽を打つ」⇒手を打つ
「カラスのように風呂に入る」⇒カラスの行水
などに代表される、意味を把握するのに0.5秒かかるオヤジギャグ(同行者は意味が分からなくてスルー)の一方で、
唐突に「リスケ」と叫び、ナウい言葉も知ってますぜアピール。

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中盤以降は、セリフがいらないアクションゲームシーンになり、グッと見やすくなった。
ゲームをやっていたら面白さが倍増するそうで、そこら辺は子ども心をくすぐりそう。
だがその単純さが前半の台詞回しとチグハグで、一体誰に向けて作られた作品なのか、エンディング前の感動シーンも取って付けたようでしっくりこない。

総括:場内貸切で空気が良かった。


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by takako98765 | 2016-10-05 19:11 | シネマ | Comments(0)

【後妻業の女】

【後妻業の女】

原作:黒川博行
監督・脚本:鶴橋康夫
出演:大竹しのぶ、豊川悦司、尾野真千子、長谷川京子、笑福亭鶴瓶
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大人になってから参加する納涼肝試し大会のようで楽しかったです。
本・役者・演出ともに、これ以上ない鉄壁の手堅さ。
ただ「堀江のマンション」「羽曳野の家」「瓢箪山の土地」など、ネイティブ大阪人じゃないと本当の面白さは分からないんだろうな。
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それにつけても観客のシニアっぷりに驚きました。
『龍三と七人の子分たち(2015年)』とどっこいどっこい。
特筆すべきは、その多くがアベックであったこと。
なんというか、まぁ、多くは語るまい。
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by takako98765 | 2016-10-02 17:23 | シネマ | Comments(0)