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酒とシネマと不登校児な日々

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カテゴリ:ステージ( 82 )

劇団SET 第55回本公演「ミュージカル・アクション・コメディー【カジノ・シティをぶっとばせ!! ~丁半コマ揃いました~】」

劇団SET 第55回本公演「ミュージカル・アクション・コメディー【カジノ・シティをぶっとばせ!! ~丁半コマ揃いました~】」
脚本:吉高寿男
演出:三宅裕司、
出演:三宅裕司、小倉久寛、劇団スーパー・エキセントリック・シアター。
池袋サンシャイン劇場

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ストレートプレイとしては着地に失敗、脚本は破綻していたが、この公演はミュージカル・アクション・コメディーなので、そんなこたあ全然関係ないのだ。
60歳過ぎのバク転(に見せかけた側転)なんか、そうそう観れるもんじゃありません。
幸いにも初日だったので、トチリありアクシデントありアドリブありで場内大盛り上がり。
しかも劇場は繁華街のどまんなか。芝居がはねたらゴキゲンなままネオンの向こうに消えたのは言うまでもなく。

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次の日二日酔いでちょっときつかったです^^;


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by takako98765 | 2017-10-15 13:48 | ステージ | Comments(0)

【トロイ戦争は起こらない】

【トロイ戦争は起こらない】
新国立劇場

作:ジャン・ジロドゥ
翻訳:岩切正一郎
演出:栗山民也
音楽・演奏:金子飛鳥
出演:鈴木亮平、一路真輝、鈴木杏、谷田歩、江口のりこ

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初演は第二次世界大戦の足音が聞こえ始めた1935年。
古典ではあるが、きなくさい今こそ上演されるべき作品です。
とはいうものの、スゥイーツのように口当たり良く作られている訳ではないので、立て板に水の台詞は若干聞き取りづらいが、鈴木亮平と谷田歩の対決など、ニュアンスだけでも見ごたえ充分。

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金子飛鳥のヴァイオリンの調べは神の吐息のよう、シンプルな円形の傾斜舞台を様々なトーンに染めあげ、見事の一言。
全体的にテンポがあって見易く、演出に遊びもあり、個人的にはゼウスの登場がツボでした(^^)。


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by takako98765 | 2017-10-14 14:00 | ステージ | Comments(0)

【関数ドミノ】

【関数ドミノ】
本多劇場
作:前川知大
演出:寺十吾
出演:瀬戸康史、柄本時生、小島藤子、勝村政信

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想像力を刺激しまくるプロット。
ふわっとパラドックスに入ってしまう浮遊感。
二時間一本勝負暗転は一度だけというのも好き♪
ヒリヒリからズキズキに。気づけば前のめり。
途中スマホを鳴らした観客をグーで殴ってやりたかった。

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瀬戸くんと時生くんが、それぞれ素晴らしい。
またまたキャストを変えて再再演して欲しい。


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by takako98765 | 2017-10-12 20:07 | ステージ | Comments(0)

【薄い桃色のかたまり】

【薄い桃色のかたまり】
埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 インサイド・シアター(大ホール内)
作・演出:岩松了
出演:さいたまゴールド・シアター。さいたまネクスト・シアター。

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平均年齢78歳を誇るさいたまゴールド・シアターが、初めて蜷川幸雄以外の
演出家を迎えた本公演。
土臭い作風だが室内劇が多い岩松作品には珍しい、スケールの大きな話。
これは蜷川さんを意識されたのかな。

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齢を重ねた者だけが醸し出せる柔らかな空気に散りばめられた毒っけが面白かった。
実に人間臭い役柄を演じるゴールド達だが、俯瞰すると森の精霊のようにも思えた。


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by takako98765 | 2017-09-29 17:36 | ステージ | Comments(0)

【ワーニャ伯父さん】新国立劇場

【ワーニャ伯父さん】
新国立劇場

作:アントン・チェーホフ
上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロビッチ
出演:段田安則、宮沢りえ、黒木華、山崎一、横田栄司、立石凉子、小野武彦
ギター演奏:伏見蛍

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何故いまチェーホフなのか?
チェーホフに笑いは必要か?
ケラさんにとってチェーホフとは?

観劇後、同行した友人達とそんな事を語り合いました。

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枝葉を剪定された「ケラ版ワーニャ伯父さん」は、
風通しがよく現代的で大変見易くなってはいるのだけど、
触れてはいけない根っ子部分にまでナタをふるってしまった。
ザックリ言うと、そんな感じの結論になりました。

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宗教画のような舞台美術、計算され尽くしたライティング、ギターの音色は素晴らしいの一言。
りえちゃんの美しさは無論だが、エンディングの薄暗闇の中で涙する華ちゃんのオーラが半端なかったです。



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by takako98765 | 2017-09-25 17:19 | ステージ | Comments(0)

【謎の変奏曲】 世田谷パブリックシアター

【謎の変奏曲】
世田谷パブリックシアター

作:エリック=エマニュエル・シュミット
演出:森新太郎
翻訳:岩切正一郎
出演:橋爪功、井上芳雄

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孤島で暮らす偏屈なノーベル賞作家の元に、取材に訪れる一人の新聞記者。
しかし二人の会話は徐々にずれ、関係も変わっていく。
果たして記者が来訪した本当の目的は? 作家の隠された真実とは?

この概要から、幾つもの名作が生まれた。
本作品もご多分に漏れず面白かった。

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だが最初の「実は・・・」が出るまでが長かった。
前半1時間のところ15分近く延びた。
二人芝居だから、まあこういう事もあるけど、ちょっと辛かったかな。

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by takako98765 | 2017-09-20 20:23 | ステージ | Comments(0)

【超体感ステージ『キャプテン翼』

【超体感ステージ『キャプテン翼』

演出:EBIKEN
脚本:加世田剛
出演:元木聖也、田中稔彦、北村悠、

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全体を俯瞰すればストレートプレイではあるが、やはりメインは後半のアクション。
フリースタイルのヒップホップ、マイム、ジャズ、エスニック・ダンスなどを組み合わせた独自のパフォーマンスを、試合に見立てて繰り広げる数十分は、パワフルな出演者達の熱量と相まって見どころ充分。

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一方で、インタラクションテクノロジー・ハブティクス技術と銘打たれた【プレミアム体感シート】は、残念。
また、ボケたスライド(!)や、ペラペラセットなど、スズナリ劇場でもかくやの美術が、輪をかけて残念。
そんなこんなで企画に対しては疑問を持つが、必死で踏ん張り食い下がった出演者達には拍手を送りたい。
同じスタッフ・メンバーで、原作にとらわれず思う存分にパフォーマンスを魅せる、オリジナル作品が見たい。


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by takako98765 | 2017-09-03 16:54 | ステージ | Comments(0)

【プレイヤー】シアターコクーン

【プレイヤー】
シアターコクーン

作:前川知大
演出:長塚圭史
出演:藤原竜也、仲村トオル、成海璃子、峯村リエ、高橋努、木場勝己、真飛聖

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映画も舞台も一月以上のご無沙汰なので、虚構の世界にダイブするタイミングが掴めぬまま前半が終了。
話はいわゆるバックステージ物で、リハーサル室(含・劇中劇)がメイン。
死後の世界についての観念的な会話劇かと思っていたら、
休憩を挟んだ後半冒頭からドラマがうねり、暴力的な勢いで前川WORLDに引きずりこまれた。

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だまし絵のようにずれては重なる劇中劇と芝居と現実に、三半規管がやられ、
延々と続くマトリューシカのような悪夢で、意識が混濁していく。
劇場に足を運んだ者でしか味わえないこの感覚、この瞬間が好き。

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難解というより意味不明、超一流の後味の悪さは長塚圭史ならでは。
あえてジャンル分けすると、サイコホラーになるのかな。
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達者な役者陣の中、スターのオーラを放っていた藤原竜也(^^)
出演されてる事に気づかず行ったので、何か儲けた気分♪

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by takako98765 | 2017-08-18 14:22 | ステージ | Comments(0)

【プレイヤー】シアターコクーン

【プレイヤー】
シアターコクーン

作:前川知大
演出:長塚圭史
出演:藤原竜也、仲村トオル、成海璃子、峯村リエ、高橋努、木場勝己、真飛聖

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映画も舞台も一月以上のご無沙汰なので、虚構の世界にダイブするタイミングが掴めぬまま前半が終了。
話はいわゆるバックステージ物で、リハーサル室(含・劇中劇)がメイン。
死後の世界についての観念的な会話劇かと思っていたら、
休憩を挟んだ後半冒頭からドラマがうねり、暴力的な勢いで前川WORLDに引きずりこまれた。

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だまし絵のようにずれては重なる劇中劇と芝居と現実に、三半規管がやられ、
延々と続くマトリューシカのような悪夢で、意識が混濁していく。
劇場に足を運んだ者でしか味わえないこの感覚、この瞬間が好き。

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難解というより意味不明、超一流の後味の悪さは長塚圭史ならでは。
あえてジャンル分けすると、サイコホラーになるのかな。
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達者な役者陣の中、スターのオーラを放っていた藤原竜也(^^)
出演されてる事に気づかず行ったので、何か儲けた気分♪

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by takako98765 | 2017-08-18 14:22 | ステージ | Comments(0)

【ボクが死んだ日はハレ】

Theatre Polyphonic 第6回公演
【ボクが死んだ日はハレ】

作・作詞・演出:石丸さち子
音楽・演奏:森大輔
出演:浦嶋りんこ 小野妃香里 ​笠松はる 上野哲也 百名ヒロキ 高橋紀恵
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ゆるり違和感漂う導入部が、一つの事実が明かされた瞬間、世界が鮮やかに反転する見事さに、まず心を掴まれた。
そこから一気に始まる緩急自在な紆余曲折に、ジェットコースターの如く右に左に心を揺さぶられた。
「ドタバタ喜劇」と銘打たれているが、笑いよりもドラマに圧倒され、「おなら」のエピソードさえ切なく沁みた。
本の素晴らしさに、役者も負けてはいなかった。
浦嶋と百名の二人芝居では、そこに応接間の窓から覗く青空を見えた。
クライマックスの終盤で歌われた曲が、賛美歌のように響いた。
そして華やかで楽しいエンディングに、エンターテイメントの真髄を見た。
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舞台でしかなし得ない世界観ではあるが、才能ある映画監督の手による映像作品として観たい気もする。


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by takako98765 | 2017-07-14 10:43 | ステージ | Comments(0)