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酒とシネマと不登校児な日々

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『エール!』

『エール!』
監督:エリック・ラルティゴー
脚本:不明
出演:アンヌ・エメラ、カリン・ヴィアール、フランソワ・ダミアン

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聾唖者家庭の中、唯一健聴者の少女が、歌手になる夢を家族に理解してもらうまでを描いたヒューマン・青春・ファミリードラマ。・
ヒロインを演じた「アンヌ・エメラ」は、オーディション番組「The voice」のフランス版で賞賛されて歌手デビュー。
役者デビューの本作で、セザール賞とリュミエール賞の最優秀新人女優賞をw受賞。
母親役の「カリン・ヴィアール」もリュミエール賞最優秀女優賞受賞。
フランス映画祭観客賞最高賞受賞。
フランスで4週連続No1

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とまあ、肩書きはたくさんあるけど、かるーく観てかるーく笑えてかるーくジンワリくる作品です。
ヒロインは明朗活発、全体的に下ネタ散りばめ、両親は若干自己中・若干頑固・若干常識知らず。
のどかな牧場風景と雑多な日常をポップに描きつつ、「耳が聞こえないとはどういう事か」を1シーン、スッと立ち上げる手腕が見事。

何よりごく普通の少女の思春期のゆらめきの撮り方が素晴らしい。

「ラ・ブーム(1980)」に匹敵するんじゃなかろうか。

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by takako98765 | 2015-11-20 15:01 | シネマ | Comments(0)

『コードネーム U.N.C.L.E.』

『コードネーム U.N.C.L.E.』

監督脚本:ガイ・リッチー
出演:ヘンリー・カビル、アーミー・ハマー、アリシア・ビカンダー

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1960年代放映TVドラマ「0011 ナポレオン・ソロ」のリメイク作品。
どこか懐かしい感じがする冷戦時代のスパイ物、巷ではこれを「オサレ」というらしいが、ピントが甘い古ぼけた映像ではある。

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派手なアクションもCGもめくるめくスペクタクルもない。
しかし、だからといってつまらない訳ではない。
てか、めちゃくちゃ斬新でエンターティメントでスタイリッシュで超面白い。

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だって、米ソのトップスパイのバディー物だよ。
お互い騙し騙され、隙を見ては抜けがけしあう。

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オサレは分からないけど、カットやセリフや仕草が「洒落てる」のは間違いない。

派手にお金を使って魅せる作品以上に、演出編集シナリオだけで魅せるのは、やっぱりガイ・リッチーの力。
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映画は監督の物と言われる所以やね~。

デート映画に最適だけど、
時に昭和を懐かしむ日常に疲れたおじさんおばさんにもバッチグーな作品だと思います。


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by takako98765 | 2015-11-18 15:09 | シネマ | Comments(0)

『グラスホッパー』

『グラスホッパー』

監督:瀧本智行
原作:伊坂幸太郎
脚本:青島武
出演:生田斗真、浅野忠信、山田涼介、吉岡秀隆、村上淳

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山田涼介の狂気ハンパないとか、

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菜々緒は当分この路線で突っ走るつもりかなとか、

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儚げな波留にびっくりポンとか、

吉岡秀隆の芝居場があれだけじゃ寂しかったとか、

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そういや伏線は全て回収したのかいてな事を思いつつエンドロールを眺めていたら、

『山崎ハコ』のクレジットで、頭の中が真っ白になりました。

山崎ハコって、きょうだい心中の、信介しゃんの、呪いの、ちょっとでも目を離したら死んじゃいそうに細く薄く危うげだったアノ山崎ハコ??

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どこに出てた? 同姓同名か? いやまさか、もしかしたら、あれか、あの女がそうだったのか!?

言葉では言い尽くせぬほど驚きました。
同世代の方、劇場で驚いてください。





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by takako98765 | 2015-11-16 20:46 | シネマ | Comments(0)

『MOZU映画版』

『MOZU映画版』
監督: 羽住英一郎
脚本: 仁志光佑
原作: 逢坂剛
出演:西島秀俊・香川照之・真木よう子・ ビートたけし・伊勢谷友介・松坂桃李・長谷川博己

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wowowで見ていた時には、いまひとつ乗り切れなかったのが、映画館でみたら、すごーくハマりました。
思うに、作りこまれた画・題材・殺戮シーンなどなど、このシリーズは我が家のお茶の間とは合わなかったのかもしれません。

長谷川博己さんのチャオ♪見たさに出向いたけど、松坂桃李の狂気に圧倒、すっかりファンになりました。

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松坂桃李の狂気に圧倒、すっかりファンになりました。

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車を含める見事なアクションや貧民窟ロケなど、「シネマは画があってこそ」と改めて思い知らされましたが、
ダルマを巡る終結の仕方など、どのような脚本打ち合わせであったのかと思いを馳せる秋の夕暮れです。


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by takako98765 | 2015-11-12 18:46 | シネマ | Comments(0)

『アクトレス 女たちの舞台』

『アクトレス 女たちの舞台』

監督脚本:オリヴィエ・アサイヤス
出演:ジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツ
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大女優
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vsその秘書
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vs新鋭女優
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の一騎打ちな話。

日本でいうところの
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「大地真央」
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「蒼井優」
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「能年玲奈」かな。

まずはともあれ、何といっても脚本と女優陣が素晴らしい。
実生活と重なるセルフパロディーのプロットはスリリング、
「芝居」か「本心」かがわからぬ本読みの、見事な騙し絵、
スイスの山岳地帯「シルス・マリア」の圧倒的迫力。
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全てが濃密で、過呼吸になりそうでした。

聞いた話だと、このプロットはJ・ビノシュが監督に持ちかけた物だという。
なるほど、確かに女優ならばやってみたい役柄だと思う。
少々露悪的なのはフランス映画ならでは。

k・スチュワートは本作でセザール賞助演女優賞受賞。
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これは大納得!

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by takako98765 | 2015-11-06 20:22 | Comments(0)

『ボクは坊さん』

『ボクは坊さん』

原作:白川密成
監督:真壁幸紀
脚本:平田研也
出演:伊藤淳史、山本美月、濱田岳、イッセー尾形、
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ぬるま湯のような作品。
この表現はあまり良い風には使われないが、『しゃべれどもしゃべれども(2007年)』のように、
のぼせも湯あたりもせぬほどよい加減でいつまでもずっと浸かっていたい世界、な意味である。
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ただ、あちらが天然温泉源泉かけ流しなら、こちらはバスクリン的スパな感じ。

意外性皆無のキャスティング。
既視感あふれるシークエンス。
劇伴のセンスと音響のデカさ。
バストアップ切り返しの多用に、幾つかのシーンに見えた力強く秀逸な画が埋没してしまってとても残念。

本編が監督長編デビュー作と鑑みれば、手堅くまとめたと称えられるが、
やはりどうにも名作『ファンシィダンス(1989)』がちらついてしまい、真壁監督にはぜひとも次作を期待したい。
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by takako98765 | 2015-11-05 17:54 | シネマ | Comments(0)