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酒とシネマと不登校児な日々

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【沈黙ーサイレントー】

【沈黙ーサイレントー】

監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ
原作:遠藤周作『沈黙』
出演:アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライヴァー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形

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久しぶりに出会った噛みでのある作品で、159分は長くありませんでした。
キリスト教の話ではあるのだけど、宗教論や政治話に触れず傾かず、しかも悪人を一人も登場させない本は見事(原作なのかな?)。
その肝となる、大変難しい役をイッセー尾形が好演。

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あの役だけ人間味がないんだよね。英語ペラペラだし、彼の存在・彼の立ち位置こそが人間から見た神と等しい。

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そして、中盤からのキチジローは、ロドリゴの幻覚じゃないかと密かに思っています。


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by takako98765 | 2017-01-31 18:18 | シネマ | Comments(2)

【新宿スワンⅡ】

【新宿スワンⅡ】

原作:和久井健(新宿スワン)
監督:園子温
脚本:水島力也
編集:谷川創平
出演:綾野剛、浅野忠信、伊勢谷友介、金子ノブアキ、深水元基
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どれほど製作費が高くても、安っぽい印象を受ける映画がある。
そんな言い方は失礼だというなら、「雑」という言葉に置き換えてもいい。

たとえば、こういう事。

仲間の窮地に颯爽と駆けつける、艶やかな新宿の超高級クラブのホステス20余名。
YES!
盛装で美女コンテスト会場に向かう、凛としてた彼女達の表情。
YES!YES!
とりどりのハイヒールが進んでいく実に美しいカットが畳み掛ける。
靴フェチ・足フェチ・脹脛フェチでなくとも、YES!YES!YES!

ーーその中に、サイズが合っていないハイヒールが一足!!!!

さすがにパカパカまではしていないので、0.5cm大きい位でしょうか。
それでも白いヒールグリップと踵の間に黒い影がくっきり映っていた。

現場で見逃したとしても、編集の時に気づかぬハズはないし、
上記のような繋ぎなので他カットと差し替えられない訳でもない。

超高級クラブの女は、サイズの合わない靴など履かない事を知らなかったのか。
本筋に関係ないから、これ位どうでもいいと思ったのか。
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園子温監督だから、意図して「雑」に「安っぽく」作られる事もままある。
でもそれらは今回の「物理的な雑」とは違う次元の話。
編集室でどんなドラマが繰り広げられたのか、作品以上の興味がある。




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by takako98765 | 2017-01-27 18:27 | シネマ | Comments(0)

【本能寺ホテル】

【本能寺ホテル】

監督:鈴木雅之
脚本:相沢友子
出演:綾瀬はるか 堤真一 濱田岳 平山浩行 風間杜夫

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バストゆさゆさが印象的だった『プリンセストヨトミ(2011年)』のスタッフ&キャスト再結集の、個人的に最も楽しみにしていた一作。
原作者との醜聞は誠に残念だが、「脚本家に罪はなく相沢友子の100%オリジナル作品」という原作者の明言がゆいつの救い。

『世にも奇妙な物語(TV1990~)』を彷彿させるプロットと演出。
このチームお約束の綾瀬はるかバストゆさゆさも健在。

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鈴木雅之監督は、何でもない1シーンを、フラットに、しかしメチャクチャ印象的に撮る名手。
『29歳のクリスマス(TV1994年)の、水野真紀に「お姉さま♪」とやり込められたヒロイン2人の化粧室髪バサバサシーンを筆頭に、どの作品の中にも鮮烈な1カットを残す。

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本作では、明智の謀反を伝える時の、森蘭丸と織田信長の気配あり方空気感が見事過ぎるほど見事。
基本シブチンの私だが、この一瞬をもう一度観るためなら1800円も惜しくない。

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また『王様のレストラン(TV1995年)』で知られる、クスクスコメディーの第一人者でもある。
今回も、風間杜夫が登場するシーンは、ずっとクスクス笑っていた。
実に幸せな気分になれた。

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スクリーンに映える映画的な描写も多く、「真田丸」の何倍も時代劇らしさを感じた。

多分、もう一度観に行く♪


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by takako98765 | 2017-01-26 16:20 | シネマ | Comments(0)

【ユー・アー・ミー?」

【ユー・アー・ミー?/劇団ラッパ屋】
紀伊国屋ホール

作・演出:鈴木聡
出演:おかやまはじめ、木村靖司、福本伸一、弘中麻紀

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1980年前半旗揚げ小劇団中、希少な現役生き残り、50代以上に熱狂的ファンを持つ別名サラリーマン劇団のラッパ屋。
今回もいつものようにサラリーマンの群像喜劇、1セット一幕物。

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遥か遠い昔に思える「24時間働けますか」な時代、社内はそのイメージとは裏腹に情緒的でドメスティックだった。
それから幾星霜、現代の日本人サラリーマンは、当時と較べて進歩を遂げているのか、または退化しているのか。
「クリスマスキャロル(ディケンズ著)」を彷彿させるつくりで、そんな事を問われた気がする1時間55分でした。

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座席数418の規模がドンピシャリの、舞台劇でなければ成立しない見せ方がステキ♪
全体的にややセンチメンタルに傾いていたが、ギリギリのところで踏みとどまり、最後見事なうっちゃりを見せてくれた鈴木聡さんも大ステキ♪♪


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by takako98765 | 2017-01-19 18:42 | ステージ | Comments(0)

【幸せなひとりぼっち】

【幸せなひとりぼっち】

原作:フレドリック・バックマン
監督・脚本:ハンネス・ホルム
出演:ロルフ・ラスゴード、イーダ・エングボル、バハー・パール

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世界で250万部を売り上げたベストセラー小説の映画化。
スウェーデンで5人に1人が観た、スターウォーズに勝った!がキャッチコピー。
ロルフ・ラスゴードはスウェーデンのアカデミー賞的ゴールデンビートル賞で主演男優賞と観客賞をダブル受賞。
てな事を全然知らず、スゥエーデン映画で時間が合ったから観ました(^^)

ザックリ言うと、妻に先立たれ仕事も解雇され自殺しようとする59歳偏屈ジジイが越してきた隣人に引っ張り回され、いつしか周囲に愛される人生に変わってた、なお話。
『グラントリノ(2008年)』に似てるっちゃ似てるけど、本作の方が笑いどころも多々あり、サラサラ爽やかで心地よく酔える低アルコール日本酒のよう。

ついでに言うと「首をつる直前に隣家が引越の挨拶に来て、それが元で人生が変わる」という一行あらすじは『容疑者Xの献身(2008)』と全く同じだけど、あれはとことん救いがない古酒の如き味わいだったなぁ。あらゆる意味で、アレとは正反対の作品です。

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シンプルなプロットを1時間56分飽きさせずに引っ張ったのは、役者の魅力もあるけど、それ以上に脚本の構成の妙。
過去を見せるタイミングと見せ方が実に巧みで、シンプル且つ普遍的なテーマでもありシナリオ教室の教材に最適ではないかと。

大抵の方はふんわり幸せな気分を味わえると思います。低アルなのでお正月の疲れた胃にも優しい。
おじさま好き、ツンデレ萌え、モフ猫愛好家の方々には特にお勧めです。

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by takako98765 | 2017-01-14 14:41 | シネマ | Comments(0)