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酒とシネマと不登校児な日々

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【夜は短し歩けよ乙女】

【夜は短し歩けよ乙女】

原作:森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」
監督:湯浅政明
脚本:上田誠
声優:星野源、花澤香菜、神谷浩史、秋山竜次、中井和哉
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38.5度の発熱でうなされている時にみる、長い長い夢のような作品。
夢のひずみでたわいなく遊ぶ、学生(京大生)達の、何と無邪気な事か。
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独特な絵柄に好き嫌いは分かれるだろうが、この原作を実写ではなくアニメにした作り手の、確固たる意思がビンビン伝わってくる。
映像と共に、コンパクトにまとめ上げた脚本にも拍手喝采、大興奮の93分でした。
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如夢幻泡影:仏語。この世のことはすべて、ゆめ・まぼろし・あわ・かげのようで、実体がなく空であるということ。無常のたとえ。如夢幻泡。如夢幻。「デジタル大辞泉より」

遥か遠くなってしまった日々を思いつつ、ふとそんな言葉が頭をよぎったりした帰り道。


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by takako98765 | 2017-04-30 18:13 | シネマ | Comments(0)

【髑髏城の七人 Season 花】劇団☆新感線

【髑髏城の七人 Season 花】劇団☆新感線

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:小栗旬、山本耕史、成河、りょう、青木崇高、古田新太

IHIステージアラウンド東京.

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客席が360゜回転する劇場。
「セット数が多い」「暗転がない」事に加え、「席が移動中のプロジェクター」が実に良い仕事をしていた。
さらに、ステージ(シーン)を縁取るフレームの大きさが自在になるため、カメラでいうところの「ズーム」「ワイド」など映像的な演出が加味され、飽きの来ない2時間半となった。

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ただ、動きのあるスクリーンに投影される動きのあるプロジェクターに客席の微かな振動が合わさり、私は微かに酔いを覚えた。三半規管が弱い人は注意が必要かもしれない。

また、舞台が回り始めると、どんなシリアスな場面でも「8時だよ全員集合」を思い出してしまう悲しいサガを持つドリフ世代もご用心。

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芝居の感想を一言でいうと「劇団☆新感線も色々と若返りを模索しているのだなぁ」
山本耕史&成河が、それぞれ良い味を出していた。

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小栗クンも頑張っているけど、これだけ大掛かりなセットの主役としては線が細すぎる。
古田さんの後を継ぐには、もっとオーラも顔もでかくしないとw。

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by takako98765 | 2017-04-22 16:02 | ステージ | Comments(0)

【SING/シング】吹替版

【SING/シング】吹替版

監督・脚本:ガース・ジェニングス
声優:内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥、山寺宏一

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シンプルかつありがちなプロットなので、ネット見た限りで脚本を評価しているレビューは皆無でしたが、私は、見事すぎる本に、たたただ圧倒されていました。
特に、後半のコンサート。
たえず数本のドラマを同時進行させ、弛れがちな感動シーンでも緊張感を失わず、それがまた次のシーンの布石になるという、言うは易く行うは難しな職人技は天晴れ過ぎて、思わず涙がでちゃいました。

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夢に対する努力や挫折がしっかり描かれており、後味も良い。
『ズートピア(2016年)の100倍、

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『ラ・ラ・ランド(2017年)』の1000倍

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面白かった。


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by takako98765 | 2017-04-14 18:35 | シネマ | Comments(0)

【3月のライオン 前編】

【3月のライオン前編】

原作:羽海野チカ『3月のライオン(白泉社)』
監督:大友啓史
脚本:岩下悠子、渡部亮平、大友啓史
出演:神木隆之介、伊藤英明、佐々木蔵之介、加瀬亮、豊川悦司、有森架純

原作既読・アニメ未観。

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脚本も、演出も文句のつけようがないが、何よりキャスティングの勝利。
大友監督お得意のケレン味たっぷりなド派手映像を封印できたのも、彼ら演者達を信頼しているからに他ならない。

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「生きるための将棋」という言葉に如何に説得力を持たせるか。
前編はその一点を突き詰めた話だと言える。
その分、原作の主軸である家族団らんは端にやられてしまったが、対局シーンの見応えは十二分にあり、鮮やか過ぎるエンディングに「この続きを是非とも観たい」と思わされた。


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by takako98765 | 2017-04-13 18:51 | シネマ | Comments(0)

【ムーンライト】

【ムーンライト】

監督:バリー・ジェンキンス
原作:タレル・アルヴィン・マクレイニー"In Moonlight Black Boys Look Blue"
脚本:バリー・ジェンキンス、タレル・アルヴィン・マクレイニー
出演:トレヴァンテ・ローズ、アンドレ・ホランド、ジャネール・モネイ、アシュトン・サンダース
製作総指揮:ブラット・ピット

74回ゴールデン・グローブ賞作品賞受賞。
89回アカデミー賞作品賞、助演男優賞、脚色賞受賞。

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貧困地域、LGBTIゆえのイジメ、麻薬中毒の親を持つアフリカ系少年の、
10歳、15歳、20歳のひとときを切り取った3章立ての作品。
「社会派ドラマ」と銘打たれているけど、ゲイとしてのアイディンティティ確立までを描いた極めて私的な話、と私は受け取りました。

前期・中期はイジメ暴力や親の虐待シーンが多く正視が辛かったけど、後期のシークエンス、片岡義男作品と通じる言葉少なな男二人に「詫び寂び」の香りを感じたのは、きっと私だけなんだろうなグスングスン、マイノリティーな感性(/_;)。

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映像は甘々のピントとか色々面白かったけど、ちょっと多すぎた。というか狙いすぎ。
でも、それこそが2本目でアカデミーを取った新進気鋭監督ならでこそのパワーなんだろうな。
次回作も楽しみ(^^)


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by takako98765 | 2017-04-11 18:36 | シネマ | Comments(0)

【キングコング: 髑髏島の巨神】

【キングコング: 髑髏島の巨神】

監督: ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
原作: ジョン・ゲイティンズ
脚本:ダン・ギルロイ、マックス・ボレンスタイン
出演:トム・ビドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ブリー・ラーソン、

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いやはや、まったくもって超絶面白かったです。
前半、登場人物の説明が若干もたつきましたが、島に着いてからは一気呵成の怪獣バトルが桜満開の上野公園のように華やか。
巨大トカゲ、巨大蜘蛛、巨大蛸、巨大水牛、キングコングの墓場。
人間同士の関係は、ベトナム戦争を描いた一連の映画群。人間とコングの関係は『もののけ姫(1997年)』の影響ありあり。
そのデジャブ感はマイナスどころか、このエンターテイメント作品に香ばしさをプラス。
勢いに乗った作品はスゴイもんだなぁと改めて感心しました。

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また、作品を通して「一世一代の勇気を振り絞ってヒーローを演じると次の瞬間殺される」を繰り返し若い観客に伝える脚本家の屈託も、嫌いじゃないです。

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是非、大スクリーンで(^^)


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by takako98765 | 2017-04-07 21:27 | Comments(0)

【佐野元春スポークンワーズ・ライブ In Motion2017「変容」】

【佐野元春スポークンワーズ・ライブ In Motion2017「変容」】
バンドメンバー:井上鑑・金子飛鳥・高水健司・山木秀夫

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90年初頭から、cafeボヘミア文化を提唱してきた佐野元春らしいステージ。
前半、詩もリーディングにも力が入りすぎていて、人によっては、若き日の村上龍が得意としていた、カリスマのプロパガンダを彷彿したのではなかろうか。
しかし後半、若かった時代の作品になるにつれ、硬く抽象的で難解だったパフォーマンスが融解し、客席の緊張を優美な高まりに変貌させたのはお見事。

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鑑さんや飛鳥ちゃんの変幻自在なパフォーマンスにも圧倒されっぱなしの一時間半でした(^^)

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by takako98765 | 2017-04-05 14:27 | ステージ | Comments(0)