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酒とシネマと不登校児な日々

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タグ:ケラリーノ・サンドロヴィッチ ( 7 ) タグの人気記事

【ナイロン100℃ 44th SESSION『ちょっと、まって ください』】

【ナイロン100℃ 44th SESSION『ちょっと、まって ください』】
本多劇場
脚本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 
出演:三宅弘城、大倉孝二、みのすけ、犬山イヌコ、峯村リエ、水野美紀、遠藤雄弥、マギー

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ナイロン2年ぶりの新作。
初めての「不条理喜劇」に挑戦。
幕開けのプロジェクション・マッピングは変わらず、昂ぶる。

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戯画化された家族劇は、まさに「笑えるデヴィッド・リンチ」。
前後する時間軸の中を漂う、夢かうつつか曖昧な、発熱38度5分のあの感覚。
言葉遊びのような誤訳に次ぐ誤訳、ねじりながら転がる善悪、だまし絵の如き虚実。底冷えとともに忍び込んでくる恐怖。

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本にも美術にも別役実WORLDを配した、まるでアリスのような、悪夢のような3時間弱を堪能しました(^^)


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by takako98765 | 2017-11-23 15:13 | ステージ | Comments(0)

【ワーニャ伯父さん】新国立劇場

【ワーニャ伯父さん】
新国立劇場

作:アントン・チェーホフ
上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロビッチ
出演:段田安則、宮沢りえ、黒木華、山崎一、横田栄司、立石凉子、小野武彦
ギター演奏:伏見蛍

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何故いまチェーホフなのか?
チェーホフに笑いは必要か?
ケラさんにとってチェーホフとは?

観劇後、同行した友人達とそんな事を語り合いました。

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枝葉を剪定された「ケラ版ワーニャ伯父さん」は、
風通しがよく現代的で大変見易くなってはいるのだけど、
触れてはいけない根っ子部分にまでナタをふるってしまった。
ザックリ言うと、そんな感じの結論になりました。

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宗教画のような舞台美術、計算され尽くしたライティング、ギターの音色は素晴らしいの一言。
りえちゃんの美しさは無論だが、エンディングの薄暗闇の中で涙する華ちゃんのオーラが半端なかったです。



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by takako98765 | 2017-09-25 17:19 | ステージ | Comments(0)

【陥没】

【陥没/Bunkamuraシアターコクーン】
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:井上芳雄、小池栄子、松岡茉優、犬山イヌコ、緒川たまき、高橋惠子、生瀬勝久

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何の予習もせず、タイトルから勝手に硬いイメージを持って参戦。
なもんで、流れに乗るまで少しかかってしまったけど、ホテルのロビー2幕物の、ちょっとワチャワチャしたコメディー。
「チェーホフが『真夏の世の夢』を演出したような作品」とケラさん自ら説明されてた、まさにそんな感じ。

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ただ「昭和三部作」の完結編と銘打たれると、それはどうなんだろう。
確かに新幹線やオリンピックの話題は出て来るし、お母さんは典型的な戦前女子だけど、まんま現代が舞台と言われても全く違和感ない。
御自身による前作『キネマと恋人(2016)』が昭和臭満載だったので、特にそう思うのかもしれないけど。

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ベテラン勢の中で松岡茉優が好演。
ケラさんの寵愛独り占めな緒川たまきと絶大なる信頼を寄せられている小池栄子の姉御っぷり、

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存在感ありすぎの高橋恵子のあっと驚くコミカル芝居、
そして何といっても舞台をめちゃめちゃ楽しんでいる感満載の生瀬勝久が魅せまくり、
と~っても幸せな気分になれた3時間半でした。


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by takako98765 | 2017-02-23 20:46 | ステージ | Comments(0)

【キネマと恋人】

【キネマと恋人】
シアタートラム

原案:ウッディアレン「カイロの紫のバラ」
台本・演出: ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:妻夫木聡、緒方たまき、ともさかりえ、三上市朗。
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インフルエンザで何公演か中止した後のソワレ。
会場に向かう道では睡魔に襲われていましたが、オープニングのプロジェクションマッピングでおめめパッチリ。さすがケラさん。
3時間15分という長丁場の、もとの映画は84分。
どんだけ膨らませたんだって話ですが、さっくりした味わいは変わっていません。

ファンタジックで美しい世界も映画と変わりませんが、ステージならではの演出がとにかくステキ。
踊るような場面展開や、パンツのゴムを使った変幻自在な枠は、もしかしたら本筋よりも私をワクワクうっとりさせてくれました。
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収録が入っていたので、そのうちwowowで放映されるのかもしれません。
冒頭のエピソードはイライラさせられましたが、キュートで映画愛がありバリッバリの方言をチャーミングに感じる方は是非♪

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by takako98765 | 2016-11-30 20:47 | ステージ | Comments(0)

【ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~】本多劇場

【ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~】本多劇場

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:古田新太、成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、犬山イヌコ

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ケラさんと古田さんの「大人たちが全力でバカバカしいことをやる」"KERA古田企画”の第三弾。
今回も見事に、何もありませんでした。

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言葉遊び、ロジックのすり替え、脈略のない展開、ナンセンス、パロディー、下ネタ、悪ふざけ。
まるで夏休みの夜更けに街角のコンビニ前でくだらん話に延々興じている愛すべき男子集団みたい。
「この舞台を永遠に見続けていたいなぁ」
そう感じるのも、そこで描かれているのが大人の夏休みだと思えば納得。

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ポケットにしまって持ち帰りたい作品(^^)。


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by takako98765 | 2016-07-28 18:49 | ステージ | Comments(0)

【消失 ナイロン100℃43rd SESSION】

『消失 ナイロン100℃43rd SESSION』

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大倉孝二 みのすけ 犬山イヌコ 三宅弘城 松永玲子 / 八嶋智人

本多劇場
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20004年初演時のオリジナルメンバーによる再演。
ケラさんが初めて善人しか登場しないという縛りで書き上げた作品。

数日前に私し、圭史さんと比べるとお品があるとかないとか申しましたが、
本作は下品ではないけど、毒もない、ケレンもない、ただただエグく救いもなく切ない作品です。
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内戦の空爆等のエピソードも含め、10年前の初演以上に、より強く「今」を感じました。
それは、先日の舞台・ツインズの「汚染された魚介類」エピソードでも強く感じた事。
崖っぷちな今年の暮れに観た作品はどれも暗く重く、帰路の街にはクリスマス特有の華やかさもない。
なんか、昭和最後の年末を思い出しました。
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視覚効果はプロジェクションマッピングなのかな。
とても良かったです(^^)


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by takako98765 | 2015-12-17 20:55 | ステージ | Comments(0)

『わが闇。』wowow

『わが闇。』wowow
ナイロン100℃結成20周年記念企画第三弾
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:犬山イヌコ 峯村リエ みのすけ 三宅弘城 大倉孝二 松永玲子
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ケラさんの舞台は幾つか拝見しているのだけど、何れもプロデュース企画で、ナイロン100℃に足を運んだことがない。
これはつまり、足を運ぼうと思った作品とは出会っていなかった、という事で。
大倉孝二は大好きなのだけどケラさんうぅーーん、という感じでした。
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それがため、ずいぶん前にwowow録画されていた本作品も塩漬け状態になっていて
今更ようやく見たら、その面白さに「何でもっと早く観なかった」と悶絶している次第です。
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ケラさんの懐の深さを前に、ただただひれ伏すばかり。
てか、今まで見てきたケラ作品って何だったの???
プロデュース作品の闇に目を見開かされた一作。


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by takako98765 | 2015-05-04 22:02 | ステージ | Comments(0)