ロンサム・ウェスト
作・マーティン・マクドナー翻訳&演出・小川絵梨子出演・堤真一・瑛太・北村有起哉・木下あかり横文字の名前が全部同じに聞こえて、翻訳物は得意じゃないけど、
去年の各賞総なめ新進気鋭の演出家と、舞台の申し子達の共演とあっては観ない訳にはいかぬと駆けつけました。
いやああ、実に面白かった。
ザックリあらすじ。
アイルランドの片田舎の一軒家。
父親殺しを屁とも思わない暴力的で下卑ててメチャクチャくだらない兄弟喧嘩の日々を送っているアホ兄弟の堤と瑛太。
彼らを放っておけず、必死に説教をする神父の北村は、やがてアル中になり、絶望のあまり自殺してしまう。
北村に片思いしていた木下に罵倒され、アホ兄弟は少しだけ反省する。
神父の遺書通りに「腹を割って話し、許し合う」を始めたアホ兄弟だが、包丁と銃を違える喧嘩に発展するのだった。
一幕100分の実にシンプルな会話劇。
緩急つけるのも、一瞬で白を黒に変えるのも、全て2人(3人)の芝居だけ。
このメリハリは大変素晴らしく、翻弄された。
堤真一は太陽で、瑛太と北村有起哉は月。
だから堤真一がいないと話は停滞してしまう。
北村有起哉と木下あかりの2人芝居など、ちょっと持て余してしまった。
また、堤真一と瑛太のあほんだら兄弟は、上手いし、目にも楽しいけど、存在感が清潔過ぎる。
清冽な余韻は味わえたけど、クライムコメディーとしての凄みは少々緩かったかな。
あと、瑛太の芝居は多田@まほろ駅前シリーズとまる被り。
でもいいの、楽しかったから♪
それでええやん\(^o^)/
by takako98765
| 2014-05-16 23:43
| ステージ