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酒とシネマと不登校児な日々

takako987.exblog.jp

【万引き家族】

【万引き家族】

原案・監督・脚本:是枝裕和
出演:リリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林、松岡茉優、池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴

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バラエティーショー「イッテQ」での「コレモン」に興味を示した17歳男子が
「この人の作品をみてみたい」というので、親子で観劇。

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セクシャルなシーンに焦る瞬間はあったが、総じて是枝作品集大成的な作品。
今までの作中にあった似た設定&ディテールとしては、ワンダフルライフ(1999年)、誰も知らない(2004年)、歩いても歩いても(2008年)、空気人形(2009年)、そして父になる(2013年)など挙げられるが、模倣でなく「これが是枝WORLDだな」としみじみ思わせる内容となっている。

演者さんは全て素晴らしかったが、特に安藤サクラが絶妙。

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ちなみに、我が家も作品と同様、血縁に基づかない家族なので、息子が本作をどう受け取ったかは大変気になったが。
「僕の観たことがない世界。刺激的だった。良い作品だと思った」との事。
良かった。


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# by takako98765 | 2018-06-15 14:21 | シネマ

【友罪】

【友罪】

原作:薬丸岳
監督・脚本:瀬々敬久
出演:生田斗真、瑛太、佐藤浩市、夏帆、富田靖子、

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原作未読。
とにかく、なんというか。。。。。
まず、脚本がめちゃくちゃ。
脚本以前に構成が、
構成以前にキャラクターが、
キャラクター以前に企画意図が整理されていない。

原作はどうか知らないが、映画作品として成立していない。

例えば、未成年で無免許の息子が小学生を三人殺傷(多分車で突っ込んだ)事件の父親が、
よりにもよって何故タクシー運転手をしているのか?
幸せになろうとする息子を、これでもかと激しく断罪する一方で、
登校中に道路を横断する子ども達をニコニコと幸せそうに見守る。
これは、いくら佐藤浩市でも成立しないキャラだぞ。

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他の登場人物も同様で、129分ぐったり疲れ果ててしまった。
瑛太の怪演も、一瞬は目を引くが、それだけ。
興味をそそる企画で、これだけの実力派を揃えて、近年稀に見るもったいないオバケな作品。


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# by takako98765 | 2018-06-15 14:07 | シネマ

【恋は雨上がりのように】

【恋は雨上がりのように】

原作:眉月じゅん
監督:永井聡
脚本:坂口理子
出演:小松菜奈、大泉洋、清野菜名、磯村勇斗、濱田マリ、吉田羊

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アクション物にしか興味がない引きこもり不登校児にはどうかな、と思いつつ、
名作『帝一の國(2017)』の監督であることと主演・大泉洋を信じて引きずっていきました。

結果、彼は大変感銘を受けたようで、母ちゃんの面目躍如、120分弱でも青春を感じさせて頂き、大変ありがたかったです。

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そう、ここには宣伝されているような年の差恋愛物ではなく、17歳45歳それぞれの青春が描かれていました。
特に挫折からの再生が、それぞれの年齢にとって自然な形だったのが好ましい。
(45歳で「やっぱり俺は小説家を目指す!」とか言いだしたらどうしようと内心ドキドキしてた)

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キャスティングも隅々にまで目配りが利いており、特に数シーンのみだが吉田羊と濱田マリがすごーく良かった。


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# by takako98765 | 2018-06-08 18:07 | シネマ

【ランペイジ 巨獣大乱闘】

【ランペイジ 巨獣大乱闘】

監督:ブラット・ペイトン
脚本:ライアン・イングル、カールトン・キューズ、ライアン・J・コンダル、アダム・スティキエル
出演:ドウェイン・ジョンソン、ナオミ・ハリス、ジョエフリーディーン・モーガン、マリン・アッカーマン

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巨獣シリーズ『キングコング:髑髏島の巨神(2017年)』が非常に気に入ったので、IMAX3Dで鑑賞(^^)
まず、ヒロインの弟がどうのとか、軍とFBIがこうのとかは全部邪魔。うっとうしい。
後半のゴリラ・オオカミ・ワニの三つ巴は劇場代割増した価値が十二分に味わえたので、前半の人間関係整理して100分に収めたら更に良かったのに。

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映画代金をどう感じるかは人それぞれだろうけど、この作品は(嫌いな言葉だけど)CP良いんじゃないかな。
同席していた17歳男子は3D酔いして昼食が食べれない程でした。


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# by takako98765 | 2018-05-31 19:45 | シネマ

【百年の秘密】

【ナイロン100℃ 百年の秘密】


作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:犬山イヌコ、箕村リエ、みのすけ、大倉孝二、長田奈麻、萩原聖人、山崎惇
本多劇場
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ベイカー一家の百年の歴史を描いた作品。
演者は元より、脚本&演出がとにかくべらぼうに素晴らしい。
私が知るケラリーノ・サンドロヴィッチ最高峰。
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稀にこういうオバケに当たるから、劇場通いはやめられない。


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# by takako98765 | 2018-04-19 18:38 | ステージ

【祈りの幕が降りる時】

【祈りの幕が降りる時】

原作:東野圭吾
監督:福澤克雄
脚本:李正美
出演:阿部寛、松嶋菜々子、溝端淳平、キムラ緑子、桜田ひより

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平成版・砂の器。
全編を太く貫く福澤カラーに圧倒される119分。
アクション映画しか観たことのない17歳男子が「暗いけど面白かった」と。
福澤節は日本人のDNAにうったえてくる物があるんだよなぁ。

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ただ劇伴が私にはくどいような、、、まあそれも含めて福澤節なんだけどね。
演者はみなさん巧みだが、特に菜々子の少女時代を演じた松田ひよりが素晴らしかった。

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# by takako98765 | 2018-03-04 11:02 | シネマ

【近松心中物語】

【近松心中物語】

作:秋元松代
演出:いのうえひでのり
美術:松井るみ
出演:堤真一、宮沢りえ、池田成志、小池栄子、市川猿弥、立石涼子、小野武彦、銀粉蝶

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蜷川幸雄舞台で名高い不朽の名作を、劇団☆新感線のいのうえひでのりが新演出で挑む!
これ以上ないって程のキャスティングに、去年からドキドキワクワクしてました(^.^)

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終演後の感想披露呑み会では、誰もが興奮していた。
ツッコミどころがない訳ではなく、細かい事を言い出せばきりないのだけど。
それだけみんな「近松」に愛があるからで、
更に言えば、蜷川さんの偉大さを改めて感じずにはいられないから。

成志&栄子は、コレ新感線じゃね? と勘違いしそうなほど派手でテンション高く文句なし。

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真一&リエは、まさに眼福、しっとり美しい。私の好みからすると、もっともっとケレン味たっぷりでも良かったかな。

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出会いから心中まで僅か4ヶ月。
ロミオとジュリエットは1週間。
命がけの恋には鮮度が必要(^^)v


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# by takako98765 | 2018-02-07 18:12 | ステージ

【父の黒歴史】

ラッパ屋第44回公演
【父の黒歴史】
紀伊国屋ホール

脚本・演出:鈴木聡
出演:松村武、谷川清美、岩橋道子、おかやまはじめ、木村靖司
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ラッパ屋といえば、昭和を描く事にかけては定評のある劇団。
そこにもってきて「昭和のお父さん」がテーマなんだから、外さぬ訳がない。
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事件らしい事件は起こらないんだけど、それこそが昭和の家庭じゃありません?
母親違いの8人兄弟という、人物の配置が見事なので、何もなくても観てしまう。
舞台はねたあと演者さんが「みんな楽しんでくれてるかな?」と呟いてらしたけど、
大丈夫、客はみんな「この空気感」と楽しみに来ているんだから。
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ラッパ屋総出演だった『海まで5分(1989年)』という連続ドラマを思い出しました。
あれも見事に何も起こらなかったなあ。
あんなドラマはなかなか見れない、だからラッパ屋の舞台に足を運ぶんだなぁ。
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# by takako98765 | 2018-01-25 16:07 | ステージ

【キングスマン:ゴールデン・サークル】

【キングスマン:ゴールデン・サークル】

監督:マシュー・ボーン
原作:マークミラー、デイブ・キボンズ
脚本:マシュー・ボーン、ジェーン・コールドマン
出演:コリン・ファース、タロン・エガートン、マーク・ストロング、ジュリアン・ムーア、エルトン・ジョン

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サイコーでした。
発想がもうね、踊らないボリウッドフィルムヽ(=´▽`=)ノ
ファースは上手いし、ストロングは泣かせるし、エルトンジョンは笑わせるし。

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英国チームと米国チームが手を組んだプロジェクトが描かれているのだが、
上映時間140分のところ、ファーストカットは3時間40分超のため、米チームのエピソードがザックリ切られ、キャラがスカスカになってしまったのは残念。

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ディレクターカット版発売キボンヌ。


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# by takako98765 | 2018-01-11 13:53 | シネマ

【嘘八百】

【嘘八百】
監督:武正晴
脚本:足立紳、今井雅子
出演:中井貴一、佐々木蔵之介、友近、近藤正臣、芦屋小雁

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祭日とあってかソールドアウト会場の年齢層の高さにビックリ。
さすが松竹のお正月映画と思ったら東映だったので更にビックリ。
お話は、スティングをちょっと意識した感じの貴一ちゃん&蔵様のブロマンス。
目新しさもお金もないけど、目端の効いた脚本と抜群のテンポが楽しく、じんわり気持ち良くさせてくれる。

中でも、TVCMで流している、すき焼きシーンは秀逸。

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要所要所を押さえる友近の使い方が抜群に上手くて唸った。

結婚式の下りは要らなかったかな~


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# by takako98765 | 2018-01-08 18:04 | シネマ

【ビジランテ】

【ビジランテ】

監督・脚本:入江悠
出演:大森南朋、桐谷健太、鈴木雄介

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演出と脚本を兼業したメリットデメリットが余すところなく出た一作。
画には力があり、ムードもあるが、同じようなトーンが続きお腹いっぱいに。
画ありきのプロットには客を引きずり込む力が足りず、作品を通して何を見せたかったのか判らない、虚ろな125分。

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ラストカットはアメリカンニューシネマの香りがするなど、オッと思わせる画があるだけに、残念。
キャスティングは魅力的だし、演者は素晴らしかったのに、本当につくづく残念。


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# by takako98765 | 2017-12-23 20:25 | シネマ

【否定と肯定】

【否定と肯定】

原作:デボラ・リップシュタット『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる戦い』
監督:ミック・ジャクソン、
脚本:デヴィッド・ヘアー
出演:レイチャル・ワイズ、トム・ウィルキソン、ティモシー・スポール、アンドリュー・スコット、

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1994年、ホロコースト否定論者と、ユダヤ人の女性歴史学者の、名誉毀損を巡る法廷を描いた、英国映画ならではの上品な作品。
見どころは、結成されたイギリス人による大弁護団による歴史の追求、ではなく、
「事実は一つだが真実は(語る)人の数だけある」点に集約されていく法廷の流れと、
「イケイケヤンキー女史が、自分の信念を他人に託す事で生まれる葛藤」など、ざっくりヒューマンドラマ。

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スポールの小憎たらしさの合間にチラ見させる愚者の表情が見事。

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「虚偽を心から信じている者を嘘つきと呼べるのか?」という裁判内の問題提起は、今の我が国にとって実に現実的な問題であるためか、エンディングには若干もやつきが残った。


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# by takako98765 | 2017-12-19 15:18 | シネマ

【春風亭昇太独演会~春らんまん。Part.6】

【春風亭昇太独演会~春らんまん。Part.6】

かめありリリオホール

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年一度、春に開催する本シリーズが今年は師走に。
「自分の好きな噺を好きなように」というコンセプトゆえ
昇太も肩の力が抜けきり、ホール全体がお茶の間のような雰囲気。
フリートークでは去年末の紅白歌合戦の舞台裏話をたっぷり。

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完璧な下地が出来て火照った頭には「猿後家」が気楽だったけど、
年の瀬に聴く「人生が二度あれば」で、しみじみと余韻に浸る帰路でした。

今年開店した絶品もつ焼き屋:よし田とセットで、来年も是非亀有に伺いたい(^^)


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# by takako98765 | 2017-12-16 18:47 | ステージ

【探偵はBARにいる3】

【探偵はBARにいる3】
監督:吉田照幸
脚本:古沢良太
出演:大泉洋、松田龍平、北川景子、前田敦子、リリー・フランキー

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脚本も演者もカメラも照明も美術も編集も同じなのに、監督が違うとこうも変わるという典型。
東映っぽさが消え、地上波ドラマっぽくなり、もしかしたら今回の方が客受けするかもしれないけど、私はちょっと寂しい。
宙に向かってピストル撃つのも萎えたけど、とにかくアクションが残念すぎて洋ちゃん脱ぎ損で可哀想。

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でも4が出来たらまた観ちゃうだろうけどね、シリーズのファンだから。


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# by takako98765 | 2017-12-08 11:54 | シネマ

【ギフテッド】

【ギフテッド】
監督:マーク・ウェブ
脚本:トム・フリン
出演:クリス・エヴァンス、マッケンナ・グレイス、ジェニー・スレイト、リンゼイ・ダンカン、

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「教育」という正解のないテーマを核とし、親子の愛を描く、笑って泣けて考えさせられる本年を代表する大傑作。
『(500)日のサマー(2009年)』のウェブ監督だから画と音楽は無論のこと、脚本、演出、演者、全てがパーフェクト。
しかもその上手さがいやらしくない。
例えるなら『君の名は(2016年)』

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あの時も「あんなの俺にだって撮れる」とほざくたわけ者がたくさん湧いたが馬鹿めあれは新海監督にしか撮れないんだよって、
あんな感じの親しみやすい上手さ。

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猫やピアノといった小物の使い方も素晴らしいし、息子が最後まで真実を明かさなかった事で、母に対する複雑な感情を浮かび上がらせる脚本も見事。
まだ年は終わっていないけど、私的2017年度Best3に入る作品。

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オススメします。


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# by takako98765 | 2017-12-06 18:51 | シネマ

【南瓜とマヨネーズ】

【南瓜とマヨネーズ】

原作:魚喃キリコ
監督・脚本:冨永昌敬
出演:臼田あさ美、大賀、オダギリジョー

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デビュー出来ないミュージシャンと、彼を支える彼女と、その昔の男。
遥か大昔から、シモキタやサンチャに佃煮にする程ある三角恋のお話は、リアルだけど「で?」な感が拭えない。
93分を大変長く感じさせてしまうなど、テンポもいまいち。
どんだけドラマチックに思える出来事でも、それをそのまま映せば作品になる訳ではない。

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ただ、この作品の制作に携わった人たちの気持ちも、この作品を好きだと言う人たちの気持ちもすっごくわかる。来た道だから。
そんな、色々な角度の懐かしさに包まれました。

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煮ても焼いても食えないクズのオダジョーがカッコよすぎてトリハダが立つ(^^)


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# by takako98765 | 2017-12-04 17:21 | シネマ

【光】

【光】

原作:三浦しをん
監督・脚本:大森立嗣
出演:井浦新、瑛太、橋本マナミ、長谷川京子、南果歩、平田満
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『まほろ駅前狂騒曲(2014年)』では大いなる錯綜を見せた監督だが、本作では見事復活。
演者さんはいずれも達者だが、特に愛を請うて狂う瑛太の、炭団のような目が忘れられない。
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胸糞が悪くなるシーンも多々あるが、音楽の使い方が斬新で、切り替えが上手く引きずらない。
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橋本マナミのエンディングの微笑みが秀逸。


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# by takako98765 | 2017-12-03 18:40

【ナイロン100℃ 44th SESSION『ちょっと、まって ください』】

【ナイロン100℃ 44th SESSION『ちょっと、まって ください』】
本多劇場
脚本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 
出演:三宅弘城、大倉孝二、みのすけ、犬山イヌコ、峯村リエ、水野美紀、遠藤雄弥、マギー

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ナイロン2年ぶりの新作。
初めての「不条理喜劇」に挑戦。
幕開けのプロジェクション・マッピングは変わらず、昂ぶる。

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戯画化された家族劇は、まさに「笑えるデヴィッド・リンチ」。
前後する時間軸の中を漂う、夢かうつつか曖昧な、発熱38度5分のあの感覚。
言葉遊びのような誤訳に次ぐ誤訳、ねじりながら転がる善悪、だまし絵の如き虚実。底冷えとともに忍び込んでくる恐怖。

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本にも美術にも別役実WORLDを配した、まるでアリスのような、悪夢のような3時間弱を堪能しました(^^)


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# by takako98765 | 2017-11-23 15:13 | ステージ

【ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ】

【ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ】
世田谷パブリックシアター

原作:トム・ストッパード
翻訳・演出:小川絵梨子
出演:生田斗真、菅田将暉、林遣都、半海一晃、立石涼子、小野武彦、

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第一幕は、菅田将暉主演映画『セトウツミ(2016年)現在深夜番組でもOA中』と同じシチュエーションで、思わずニヤリ。
最初の幕間が開幕38分後だった事も、『セトウツミ』の世界に通じていてニヤリニヤリ。
そもそも2時間半に幕間が2回ある事に戸惑ったが、基本二人芝居でだらけそうなところをサクッと鑑賞でき、さすが小川演出。

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涼子さんのカートルード、武彦さんのクローディアス、そして林遣都のハムレットなど、キャスティングがビシッと合ってる気持ちよさと共に、冒頭からひいてきた端役のペーソスを爆発させる三幕目の主演二人に、拍手。


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# by takako98765 | 2017-11-08 18:07 | ステージ

【彼女がその名を知らない鳥たち】

【彼女がその名を知らない鳥たち】

原作:沼田まほかる
監督:白石和彌
脚本:浅野妙子
出演:蒼井優、阿部サダヲ、松崎桃李、竹野内豊
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面白かったです。
しかしなんだって優ちゃん主演作は、前作『オーバー・フェンス(2016年)』といい、ATGっぽいんだろう。
70年代臭プンプンの、メンタルに障害があるお股の緩い娘。
まぁやりがいはあるんだろうし似合うからいいんだけど、TVドラマもそんな感じが多いから、ちょっと心配。
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男性陣はみんなそつないが、竹野内豊のキャスティングはナイスだなぁ♬


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# by takako98765 | 2017-11-02 10:14 | シネマ

【ブレードランナー2049】

【ブレードランナー2049】
監督:ドゥニ・ヴェイヌーブ
脚本:ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン
製作総指揮:リドリー・スコット
出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フォークス
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今から乱暴な事を書く。
本作の熱狂的なファン、かつ、直情的暴力的な方は読まないでいただきたい。
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とにかく鬱になりそうな長い長い前半は生き地獄だった。
無彩色で一本調子なのはヴィルヌーブ監督が得意とするところだが、
黙示録的陰影✕虚無感✕憂鬱が、ただただ延々と続いていく。
ホログラムAiの使い方など、一つ一つのアイディアは面白いのに、
テンポのないグダッとした演出が台無しにしている。
という事で、でッカードが登場するまでの前半、ザックリ無くてもいいんじゃね?
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しかし、前作に対して最大の敬意を払い、過去の監督作品の中では最大限にわかりやすく作られている。
だから面白かったのかと問われると、悩むところだが。

だが、本作に興味がある人は、ぜひとも劇場に足を運ぶべきだろう。
家で観たら、ベッカードが登場する前に挫折してしまうに違いないから。


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# by takako98765 | 2017-10-30 11:56 | シネマ

【バリー・シール/アメリカをはめた男】

【バリー・シール/アメリカをはめた男】
監督:ダグ・リーマン
脚本:ゲイリー・スピネッリ
出演:トム・クルーズ、サラ・ナイト、ドーナル・グリーソン、ジェイマ・メイズ
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テンポ良きこと「オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年)」の如し。
ストレスなきこと「トップガン(1986年)」の如し。
無茶をすること「ミッション・インポッシブル(1996年)」の如し。
諸行無常なこと「カクテル(1988年)の如し。
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古き良き時代の風合いも楽しく、あっという間に観終わってしまったけど、サブタイトルの邦題はどうなんだろう。
少々お調子者の男が、たまたまアメリカに目をつけられて骨の髄までしゃぶりつくされたって事じゃね?
これ、かなり怖い話だと思うよ。


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# by takako98765 | 2017-10-26 16:20 | シネマ

【ミックス。】

【ミックス。】

監督:石川淳一
脚本:古沢良太
出演:新垣結衣、瑛太、広末涼子、瀬戸康史、永野芽郁、田中美佐子、遠藤憲一、吉田鋼太郎、小日向文世、真木よう子、蒼井優
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あの名作ドラマ『リーガルハイ』シリーズ(2012年~2014年)のスタッフである。
ずらり並んだ豪華なキャスティングである。
期待値を上げまくって初日に参戦!
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一言で言うと、「ピンポン(2002年)」「シコふんじゃった。(1992年)」「ロッキー(1976年)」「愛と青春の旅立ち(1982年)」「がんばれベアーズ(1976年)」「スゥイングガールズ(2004年)」のミックス。
観ていて楽しく、デートにも最適なポップコーンムービー❤
ただ古沢作品としては毒っ気が欠片もないところがちょっと寂しかった。
有名卓球選手本人の出演を含め、3分観ればフジテレビ制作とわかる抜群の安定感に揺るぎなし。
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# by takako98765 | 2017-10-25 16:50 | シネマ

【エル ELLE】

【エル ELLE】

監督:ポール・バーホーベン
原案:フィリップ・ディジャン
脚本:デビッド・パーク
出演:イザベル・ユペール、ローラン・ラフィット、アンヌ・コンシニ、シャルル・ベルリング、ビルジニー・エフェラ
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画は綺麗だしムードもあり、まぁ色々と考えさせられる箇所もありました。
でも私の率直な感想は「エゴイストな変態ばかりの官能作品」かなぁ。
別にエロが嫌だったのではなく、登場人物全てがアホばかりというのが、なんだかなぁという感じ。
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しかし60歳過ぎているユベールの官能的な美しさは一見の価値あり。


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# by takako98765 | 2017-10-20 11:43

【ドリーム】

【ドリーム】

原作:『Hidden Figures/マーゴット・リー・シェタリー著』
監督・脚本:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタウイア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケビン・コスナー

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黒人で女性、という二重の差別を描いた作品だが、、
ありがちな既成作品とは一線を画す、抑制の効いた、溢れんばかりの滋味と爽快感が残る傑作。

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静かだが力強い口コミ効果で、公開から4週を過ぎても新宿東宝はSOLD OUT。
派手な見せ場もケレンたっぷの台詞も潤沢な予算もない至って地味な作品が、これほどの高評価を得られた事が、映画ファンの一人として嬉しくもあり、誇らしくもある。


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# by takako98765 | 2017-10-18 09:29 | シネマ

劇団SET 第55回本公演「ミュージカル・アクション・コメディー【カジノ・シティをぶっとばせ!! ~丁半コマ揃いました~】」

劇団SET 第55回本公演「ミュージカル・アクション・コメディー【カジノ・シティをぶっとばせ!! ~丁半コマ揃いました~】」
脚本:吉高寿男
演出:三宅裕司、
出演:三宅裕司、小倉久寛、劇団スーパー・エキセントリック・シアター。
池袋サンシャイン劇場

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ストレートプレイとしては着地に失敗、脚本は破綻していたが、この公演はミュージカル・アクション・コメディーなので、そんなこたあ全然関係ないのだ。
60歳過ぎのバク転(に見せかけた側転)なんか、そうそう観れるもんじゃありません。
幸いにも初日だったので、トチリありアクシデントありアドリブありで場内大盛り上がり。
しかも劇場は繁華街のどまんなか。芝居がはねたらゴキゲンなままネオンの向こうに消えたのは言うまでもなく。

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次の日二日酔いでちょっときつかったです^^;


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# by takako98765 | 2017-10-15 13:48 | ステージ

【トロイ戦争は起こらない】

【トロイ戦争は起こらない】
新国立劇場

作:ジャン・ジロドゥ
翻訳:岩切正一郎
演出:栗山民也
音楽・演奏:金子飛鳥
出演:鈴木亮平、一路真輝、鈴木杏、谷田歩、江口のりこ

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初演は第二次世界大戦の足音が聞こえ始めた1935年。
古典ではあるが、きなくさい今こそ上演されるべき作品です。
とはいうものの、スゥイーツのように口当たり良く作られている訳ではないので、立て板に水の台詞は若干聞き取りづらいが、鈴木亮平と谷田歩の対決など、ニュアンスだけでも見ごたえ充分。

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金子飛鳥のヴァイオリンの調べは神の吐息のよう、シンプルな円形の傾斜舞台を様々なトーンに染めあげ、見事の一言。
全体的にテンポがあって見易く、演出に遊びもあり、個人的にはゼウスの登場がツボでした(^^)。


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# by takako98765 | 2017-10-14 14:00 | ステージ

【関数ドミノ】

【関数ドミノ】
本多劇場
作:前川知大
演出:寺十吾
出演:瀬戸康史、柄本時生、小島藤子、勝村政信

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想像力を刺激しまくるプロット。
ふわっとパラドックスに入ってしまう浮遊感。
二時間一本勝負暗転は一度だけというのも好き♪
ヒリヒリからズキズキに。気づけば前のめり。
途中スマホを鳴らした観客をグーで殴ってやりたかった。

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瀬戸くんと時生くんが、それぞれ素晴らしい。
またまたキャストを変えて再再演して欲しい。


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# by takako98765 | 2017-10-12 20:07 | ステージ

【アウトレイジ最終章】

【アウトレイジ最終章】

監督・脚本:北野武
出演:ビートたけし、大森南朋、西田敏行、ピエール瀧、大杉漣
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三部作完結編です。
衝撃度は一作目、テンポは二作目、そして三作目は『ソナチネ(1993年)』って感じでしょうか。
南朋くんの、ヤクザというよりはギャング系チンピラって雰囲気が、特にそう思わせるのかも。
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# by takako98765 | 2017-10-11 16:11 | シネマ

【わたしたち】

【わたしたち】

監督・脚本:ユン・ガウン
出演:チェ・スイン、ソル・ヘイン、イ・ソヨン、カン・ミンジュン

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こんな思い、した事がなかった。
ファーストカットから、心臓を鷲掴みにされた。
主役の少女から目が離せない。
切なくて苦しくいじらしく幼気で、きりきりと胸が痛む。
少女達の友情物語は、それを忘れてしまった大人が紡ぐような甘酸っぱい話ではない。
それでいて、懐かしい。

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昔、少女だった人と、
少女を慈しみ育てた人と、
思春期の入口に立つ少女に触れたい人と、
今まさに少女である人に、是非観て貰いたい。


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# by takako98765 | 2017-10-05 12:16 | シネマ