ブログトップ

酒とシネマと不登校児な日々

takako987.exblog.jp

<   2017年 10月 ( 12 )   > この月の画像一覧

【ブレードランナー2049】

【ブレードランナー2049】
監督:ドゥニ・ヴェイヌーブ
脚本:ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン
製作総指揮:リドリー・スコット
出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フォークス
f0320408_11545876.jpg
今から乱暴な事を書く。
本作の熱狂的なファン、かつ、直情的暴力的な方は読まないでいただきたい。
f0320408_11550244.jpg
とにかく鬱になりそうな長い長い前半は生き地獄だった。
無彩色で一本調子なのはヴィルヌーブ監督が得意とするところだが、
黙示録的陰影✕虚無感✕憂鬱が、ただただ延々と続いていく。
ホログラムAiの使い方など、一つ一つのアイディアは面白いのに、
テンポのないグダッとした演出が台無しにしている。
という事で、でッカードが登場するまでの前半、ザックリ無くてもいいんじゃね?
f0320408_11550040.jpg
しかし、前作に対して最大の敬意を払い、過去の監督作品の中では最大限にわかりやすく作られている。
だから面白かったのかと問われると、悩むところだが。

だが、本作に興味がある人は、ぜひとも劇場に足を運ぶべきだろう。
家で観たら、ベッカードが登場する前に挫折してしまうに違いないから。


[PR]
by takako98765 | 2017-10-30 11:56 | シネマ | Comments(0)

【バリー・シール/アメリカをはめた男】

【バリー・シール/アメリカをはめた男】
監督:ダグ・リーマン
脚本:ゲイリー・スピネッリ
出演:トム・クルーズ、サラ・ナイト、ドーナル・グリーソン、ジェイマ・メイズ
f0320408_16190382.jpg
テンポ良きこと「オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年)」の如し。
ストレスなきこと「トップガン(1986年)」の如し。
無茶をすること「ミッション・インポッシブル(1996年)」の如し。
諸行無常なこと「カクテル(1988年)の如し。
f0320408_16190634.jpg
古き良き時代の風合いも楽しく、あっという間に観終わってしまったけど、サブタイトルの邦題はどうなんだろう。
少々お調子者の男が、たまたまアメリカに目をつけられて骨の髄までしゃぶりつくされたって事じゃね?
これ、かなり怖い話だと思うよ。


[PR]
by takako98765 | 2017-10-26 16:20 | シネマ | Comments(0)

【ミックス。】

【ミックス。】

監督:石川淳一
脚本:古沢良太
出演:新垣結衣、瑛太、広末涼子、瀬戸康史、永野芽郁、田中美佐子、遠藤憲一、吉田鋼太郎、小日向文世、真木よう子、蒼井優
f0320408_16472219.jpg
あの名作ドラマ『リーガルハイ』シリーズ(2012年~2014年)のスタッフである。
ずらり並んだ豪華なキャスティングである。
期待値を上げまくって初日に参戦!
f0320408_16472407.jpg
一言で言うと、「ピンポン(2002年)」「シコふんじゃった。(1992年)」「ロッキー(1976年)」「愛と青春の旅立ち(1982年)」「がんばれベアーズ(1976年)」「スゥイングガールズ(2004年)」のミックス。
観ていて楽しく、デートにも最適なポップコーンムービー❤
ただ古沢作品としては毒っ気が欠片もないところがちょっと寂しかった。
有名卓球選手本人の出演を含め、3分観ればフジテレビ制作とわかる抜群の安定感に揺るぎなし。
f0320408_16480201.png

[PR]
by takako98765 | 2017-10-25 16:50 | シネマ | Comments(0)

【エル ELLE】

【エル ELLE】

監督:ポール・バーホーベン
原案:フィリップ・ディジャン
脚本:デビッド・パーク
出演:イザベル・ユペール、ローラン・ラフィット、アンヌ・コンシニ、シャルル・ベルリング、ビルジニー・エフェラ
f0320408_11423473.jpg
画は綺麗だしムードもあり、まぁ色々と考えさせられる箇所もありました。
でも私の率直な感想は「エゴイストな変態ばかりの官能作品」かなぁ。
別にエロが嫌だったのではなく、登場人物全てがアホばかりというのが、なんだかなぁという感じ。
f0320408_11423698.jpg
しかし60歳過ぎているユベールの官能的な美しさは一見の価値あり。


[PR]
by takako98765 | 2017-10-20 11:43 | Comments(0)

【ドリーム】

【ドリーム】

原作:『Hidden Figures/マーゴット・リー・シェタリー著』
監督・脚本:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタウイア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケビン・コスナー

f0320408_09275300.jpg

黒人で女性、という二重の差別を描いた作品だが、、
ありがちな既成作品とは一線を画す、抑制の効いた、溢れんばかりの滋味と爽快感が残る傑作。

f0320408_09275572.jpg
静かだが力強い口コミ効果で、公開から4週を過ぎても新宿東宝はSOLD OUT。
派手な見せ場もケレンたっぷの台詞も潤沢な予算もない至って地味な作品が、これほどの高評価を得られた事が、映画ファンの一人として嬉しくもあり、誇らしくもある。


[PR]
by takako98765 | 2017-10-18 09:29 | シネマ | Comments(0)

劇団SET 第55回本公演「ミュージカル・アクション・コメディー【カジノ・シティをぶっとばせ!! ~丁半コマ揃いました~】」

劇団SET 第55回本公演「ミュージカル・アクション・コメディー【カジノ・シティをぶっとばせ!! ~丁半コマ揃いました~】」
脚本:吉高寿男
演出:三宅裕司、
出演:三宅裕司、小倉久寛、劇団スーパー・エキセントリック・シアター。
池袋サンシャイン劇場

f0320408_13453788.png

ストレートプレイとしては着地に失敗、脚本は破綻していたが、この公演はミュージカル・アクション・コメディーなので、そんなこたあ全然関係ないのだ。
60歳過ぎのバク転(に見せかけた側転)なんか、そうそう観れるもんじゃありません。
幸いにも初日だったので、トチリありアクシデントありアドリブありで場内大盛り上がり。
しかも劇場は繁華街のどまんなか。芝居がはねたらゴキゲンなままネオンの向こうに消えたのは言うまでもなく。

f0320408_13453986.jpg
次の日二日酔いでちょっときつかったです^^;


[PR]
by takako98765 | 2017-10-15 13:48 | ステージ | Comments(0)

【トロイ戦争は起こらない】

【トロイ戦争は起こらない】
新国立劇場

作:ジャン・ジロドゥ
翻訳:岩切正一郎
演出:栗山民也
音楽・演奏:金子飛鳥
出演:鈴木亮平、一路真輝、鈴木杏、谷田歩、江口のりこ

f0320408_13563015.png

初演は第二次世界大戦の足音が聞こえ始めた1935年。
古典ではあるが、きなくさい今こそ上演されるべき作品です。
とはいうものの、スゥイーツのように口当たり良く作られている訳ではないので、立て板に水の台詞は若干聞き取りづらいが、鈴木亮平と谷田歩の対決など、ニュアンスだけでも見ごたえ充分。

f0320408_13563268.jpg
金子飛鳥のヴァイオリンの調べは神の吐息のよう、シンプルな円形の傾斜舞台を様々なトーンに染めあげ、見事の一言。
全体的にテンポがあって見易く、演出に遊びもあり、個人的にはゼウスの登場がツボでした(^^)。


[PR]
by takako98765 | 2017-10-14 14:00 | ステージ | Comments(0)

【関数ドミノ】

【関数ドミノ】
本多劇場
作:前川知大
演出:寺十吾
出演:瀬戸康史、柄本時生、小島藤子、勝村政信

f0320408_20060105.jpg

想像力を刺激しまくるプロット。
ふわっとパラドックスに入ってしまう浮遊感。
二時間一本勝負暗転は一度だけというのも好き♪
ヒリヒリからズキズキに。気づけば前のめり。
途中スマホを鳴らした観客をグーで殴ってやりたかった。

f0320408_20060483.jpg

瀬戸くんと時生くんが、それぞれ素晴らしい。
またまたキャストを変えて再再演して欲しい。


[PR]
by takako98765 | 2017-10-12 20:07 | ステージ | Comments(0)

【アウトレイジ最終章】

【アウトレイジ最終章】

監督・脚本:北野武
出演:ビートたけし、大森南朋、西田敏行、ピエール瀧、大杉漣
f0320408_16095228.jpg
三部作完結編です。
衝撃度は一作目、テンポは二作目、そして三作目は『ソナチネ(1993年)』って感じでしょうか。
南朋くんの、ヤクザというよりはギャング系チンピラって雰囲気が、特にそう思わせるのかも。
f0320408_16093871.jpg


[PR]
by takako98765 | 2017-10-11 16:11 | シネマ | Comments(0)

【わたしたち】

【わたしたち】

監督・脚本:ユン・ガウン
出演:チェ・スイン、ソル・ヘイン、イ・ソヨン、カン・ミンジュン

f0320408_12100576.jpg

こんな思い、した事がなかった。
ファーストカットから、心臓を鷲掴みにされた。
主役の少女から目が離せない。
切なくて苦しくいじらしく幼気で、きりきりと胸が痛む。
少女達の友情物語は、それを忘れてしまった大人が紡ぐような甘酸っぱい話ではない。
それでいて、懐かしい。

f0320408_12103005.jpg
昔、少女だった人と、
少女を慈しみ育てた人と、
思春期の入口に立つ少女に触れたい人と、
今まさに少女である人に、是非観て貰いたい。


[PR]
by takako98765 | 2017-10-05 12:16 | シネマ | Comments(0)